桜色の新刊が発売です
- 2013年2月28日 18:27
- Yamada
まだ寒い日が続いていますね。ε-(´・`)
「もう寒いの飽きた・・はやく春がこないかなぁ・・・。」そんな方にお薦めしたい本があります。
タイトルは『桜ほうさら』で、著者は宮部みゆき先生。(!)2月に発売されたばかりの一冊です。
この本を担当された文庫出版部編集長 根本騎兄さんにお話をうかがいました。
根本編集長、この本にかける熱い想いを一言でお願いします!
『桜ほうさら』は、月刊文庫『文蔵』(文庫判のポケット小説誌・当社刊)に09年2月から
連載され、13年2月に本になりました。
アイデアが出たのは06年1月号の山本一力さんとのご対談の席。
7年越しの満開の桜が咲いたことになります。
この作品は、宮部さんご自身が「いちご大福のように、甘酸っぱい小説です」とコメント
されているように、時代小説でありながら、今でいう“草食男子”の笙之介が、不遇の身を江戸深川の富勘長屋に寄せ、温かな人情に包まれて、自刃に追い込まれた父の汚名をそそごうとする物語です。
時代ものでも、現代性のなかで読者をハラハラさせ、共感させ、こころを揺さぶる。
当代きってのストーリーテラーである宮部さんの真骨頂、ぜひお楽しみください。
グーサインいただきました!( ̄▽ ̄)δ⌒☆ 編集長も太鼓判を押す作品です。
私も楽しく読み終えたのですが、主人公の“草食男子”笙之介が、俳優の瑛太さんで勝手に脳内再生されました。
そして、個人的にツボだったのがこちら。
表紙カバーを外すと満開の桜が現れます。着物の図柄のよう。
きれいな色合いと和紙のような紙質が素敵です。
また、ページの上部にも桜が舞っています。
編集者は一冊の本を作りあげる上で、読者の方に喜んでもらえるよう、様々な工夫を凝らしているのですね。
ちなみに特設ページも開設しているので、こちらもぜひご覧ください(ツ_ _)ツ))
http://www.php.co.jp/sakurahousara/
編集者の想いがつまった一冊。ぜひお手にとって読んでみてくださいね。