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本のおはなしカフェ

クリスマスとお正月、年末年始に読みたい、贈りたい本

クリスマスの贈りもの、新年の団欒にPHPの本はいかがでしょう。編集者イチオシの本をWebスタッフ3人がおしゃべりしながらご紹介します。

求 12歳思春期直前の息子を持つ。最近、危険なほどネット通販にはまってる。勇 部長。趣味は犬の散歩。愛犬はコーギー・カーディガン♂。ミキ 入社3年目。最近、独学でフォークギターを爪弾いてる。
くまさんとプレゼント
うー。寒くなってきたね。
ミキ 熱い飲み物でホッコリしたいですねぇ。
飲み物もいいけど、心にしみることばが欲しくなる季節だなぁ。
ミキ そうですね。あったかい気持ちになる物語とか。
そうそう。クリスマスやお正月にぜひ読んでほしいですね。
今年もプレゼントにぴったりの本がそろってますよー。早速、ご紹介しましょう。

子どもたちへ、読み語り絵本
ねむいねむいねずみのクリスマス

ネルとマリのたからもの

ストーブのふゆやすみ

希望の木

ミキ まずは絵本を紹介しましょう。『ねむいねむいねずみのクリスマス』。
なつかしい! 12年前、子どもが生まれた年のクリスマスにプレゼントでもらったんですよ。
そうかぁ。1982年の発刊から39刷、19万部のロングセラーだものね。佐々木マキさんのシリーズで、たくさんの親子に読み継がれてきました。時代を超えて、親子の心を包むんですよね。ねむいねむいねずみくんが。
ミキ そう、あの表情に癒されます。
「ねずみがたびをしていたよ」ってフレーズ、覚えてます。子どもに読んで聞かせた自分の声、今でも耳に残ってる(しみじみ)。
そういう時間って、親子のたからものだね。
ミキ この絵本も、ぜひお子さんへ読んであげてほしい。ヤマネが主役の物語。
ネルとマリのたからもの』ね。色使いがとってもきれいな作品です。
こどもたちに、本当のたからものをみつけてほしいなぁ。2匹のように。
ミキ そうですね。心が通じ合うって、とてもステキ。
それじゃあ、このストーブと心が通じ合う話はどう?
ストーブのふゆやすみ』だね。
ミキ ストーブを連れてスキーに行くことになったぼくが、スキー場での事件やあれこれから、いつのまにか弟のようにストーブを思うようになるんですよね。
あるはずのない話がテンポのいい大阪弁で展開して、思わず笑っちゃう。長谷川義史さんのイラストも楽しい。
ホロリとくるシーンもあるなぁ。
ミキ 泣く本と言えば、『希望の木』。
ハイチのお話よね。ハイチでは、生活のために木を切り続け、国中に荒地が広がってる。
物語では、ファシールという少年が病気の妹のために木を植えるけど、やぎに食まれたり、水で流されたり、なかなか木は育たない。
ミキ ファシールがどうやって木が育つ土台を作ったかが感動ですよね。
少年は、どうしてあれほど一生懸命木を植えようとしたのかしら?
ミキ それは、家族を深く思っていたからじゃないでしょうか。
おおー。
家族って、やっぱり、かけがえのない存在なんですね。
どんなことも、最初は身近な人を想う気持ちから始まるのかもしれないね。



家族みんなで、遊び絵本
あわてんぼうのサンタさん

時の迷路

おりがみで作る 季節の「カブリモノ」

じゃあ、クリスマスやお正月に家族がそろった時、みんなで楽しめる本を紹介しようか。
ミキ はい。ひとつは、大型絵本『あわてんぼうのサンタさん』。
たくさんのサンタさんの中からホンモノのサンタさんを探し当てたり、プレゼントや自分のトナカイを見つけ出すゲーム。かわいいシールもついていて、幼児に喜ばれる本ですね。
『いないいないばぁ』など、楽しい仕掛け絵本を作られる木村裕一さんが描かれました。
それは楽しそうだね。ぼくのおススメは、やっぱり『迷路』かな。
香川元太郎さんの「迷路シリーズ」は7冊。合わせて145万部のロングセラーですね。
ミキ どれも楽しいけど、各時代にタイムトリップする『時の迷路』は、iPad/iPhoneアプリにもなってますね。本とは違う質問が用意されてるし、迷路の中の動物が動いたり、BGMも時代に迷い込んだ臨場感を盛り上げてくれます。
おかげでうちの子は歴史に興味持ったみたいよ。本の迷路をやり尽くしたお子さんも、新しい楽しさをみつけるかもね。
この『おりがみで作る 季節の「カブリモノ」』もオススメだよ。
季節感のあるかぶりものが勢ぞろい。クリスマスはサンタさん、1月は来年の干支のうさぎ。
ミキ ハロウィーンの10月はかぼちゃですよ。どうやって作るんだろう。楽しそう。
昔、新聞紙でかぶとを作ったね。これは、折り紙をつないで作るから、カラフルだよ。
お正月におじいちゃん、おばあちゃんに作ってもらえたらいいですね。



若者へ、「希望」の本
希望の力

最果てのサーガ

最果てのサーガ2

おくりぶた

おくりぶた 見本ページ
ページ見本

ミキ ねぇ、クリスマスやお正月って、世の中は楽しくて晴れやかムード一色だけど、そんな気分の人ばかりじゃないですよね。たとえば、資格試験や受験にトライしてる人、病気と闘っている人、寂しさを感じてる人、いろんな人がいるはず。
そうだね。つらい状況にあってくじけそうな人、人生の冬にいる人に捧げたい本なら、これだね。
フジコ・ヘミングさんの『希望の力』ですね。
ミキ フジコ・ヘミングさんは、若い頃にヨーロッパで認められながら、リサイタル直前に風邪をこじらせ、耳が聞こえなくなったんですよね。長い時間を経てから、再びピアニストとして大きな喝采を浴びるようになられた。彼女が波乱の人生を振り返りながら、くじけない心、あきらめない気持ち、そして愛と勇気を伝えてくれます。
編集部にも「とても励まされました。私もあきらめずにがんばろうと思えた」という声がたくさん寄せられたそうですよ。
全ページオールカラーで、とても美しい本だね。
フジコさんの絵と短いメッセージがとても印象的。
ミキ 絵のプレゼントにも最適ですね。

希望と言えば、この壮大なファンタジーを忘れるわけにはいきません。
ミキ 南米の香り立つ物語ですね。
それって、コーヒーの香り?
ミキ いいえ、遠いインカやマヤ、古代文明の香り。
ほぉー。
最果てのサーガ1』『最果てのサーガ2』は、発売後、瞬く間に8カ国語で翻訳されたアルゼンチンのベストセラー・ファンタジー。アルゼンチン国内で数々の賞を受賞し、現在8カ国で翻訳され、国際児童図書評議会の推薦作品にも選ばれています。
最終章が映画化された『ハリーポッター』もファンタジーの大人気作品だね。
ミキ この物語でもハリーのように勇者が悪と戦うんだけど、主人公が一人じゃない感じ。それが新鮮ですね。
どういうこと?
群像劇なんですよ。人間と自然、生き物すべてが主人公‥‥。
なるほど。
ミキ 人々が大地のまじない師と生き物と力を合わせ、つつましくも心豊かに暮らしていた時代の物語。サーガとは、“英雄伝説”のことなんです。
なるほど、なるほど。
ある時、“死の女”が掟を破り、一人の男の子を産み落とすところから、物語は始まります。
男の子はやがて“永遠なる憎悪”と呼ばれ、世界を支配しようと動き始める‥‥。
ミキ 人々は大切なものや生活を守るため、悪と懸命に戦うの。じぶんのできることでね。
掟を破るとどうなるか、運命の過酷さも教えてくれるね。
ミキ そう、掟を破ったために鳥として生きていく少年のエピソードは涙ですね。
でも、彼は彼の存在意義をみつけていく。息子である悪の手先となった“死の女”も、ある女の子のピュアな心に触れ、凍った心が溶けていく。長ける者だけが強い力を持っているわけじゃないこと、想いの強さを教えてくれます。
ミキ 人々の生きかたや厳しくも美しい自然が、こまやかな描写で描きだされた作品。中学生から大人まで、多くの方々に読んでほしい物語ですね。

話は変わるけど、クリスマスって、キリストの誕生を祝う日だよね。
ミキ おいしいごちそうも食べられる日ですよね。
メインディッシュは七面鳥や鳥だよね。それが、豚だったら‥‥。
ミキ はあ?
それが普通の豚じゃなくて、イベリコ豚だったら‥‥。
あっ、私、イベリコがいい。
ミキ 部長、なんの話ですか!?
いや失礼。少し混乱しちゃって‥‥。「いのち」について考えてたもんだから。
ミキ だいじょうぶですか?
おくりぶた』は、いのちについて考える本です。
そう、人気漫画サイト『やさぐれパンダ』の作家、山賊さんがひそやかなユーモアとマジな哲学で、命について考え、メッセージする本です。
ミキ よくわからないです‥‥。も少し説明を。
生きるために飼っていた豚を売った男の前に、ほどなく食べられた豚が現れて、天国や地獄を案内するんですよね。
死と生、良心と罪と神と、そして愛‥‥。頭がぐるぐるしそうだけど、男がゆるキャラで、豚がかわいくて、最後に気持ちがなごむんだなぁ、これが。
生きてたらいろいろあるけど、まあ、それでも生きていこうかって、ほんわかした希望を感じるね。
こういう希望もあり、かな。
ミキ はい。自分をみつけたいときに読む本、ってことですかね。
そういうことで。



大人のための人生お役立ち本
8割捨てれば うまくいく! 人生を変えるガラクタ整理法

村主章枝のフィギュアスケート ここがわかればもっとオモシロイ!

黒鉄歴画 龍馬

お江と徳川秀忠101の謎

これは、不思議な本です。でも、必ず役立つと思う。
ミキ 8割捨てれば うまくいく! 人生を変えるガラクタ整理法』。
ところで部長、部長はご自分の持ってる洋服の中で、いつも使ってる服はどれくらいの割合ですか?
そうだなぁ。着ない服も結構あるなぁ。5割がいいとこかも。
実は人間、要らないものが8割あるらしいんです。つまり、2割で生活してるのが本当らしい。
えー!!
それを著者の竹内さんは、「ガラクタ」と言います。 ガラクタはなぜ捨てられないか。どうやったら、捨てられるか。また、捨てる時の基準や方法は何かを具体的に教えてくれます。
ミキ へぇー。基準って?
たとえば、2年以上使ってない、とか。
ミキ なるほど。
捨てる時は赤いものを着るとか、アップテンポな曲で、とか。
ミキ なるほど。なんだか、今すぐうちに帰って片づけたくなった。

でしょう? しかも、捨てると気持ちがすっきりする。それは間違いないことですよね。
確かに。
そうして片づけるうちに、自分が本当に大切にしていることは何かが分かって、いろんなものを手放す。すると、人生が変わり始める、と。
なるほど。
ぜひ、年末の大掃除に「ガラクタ整理」、してみてください。2011年の運気、変わるかもしれませんよ。

ミキ 大掃除に疲れたら、コタツに入ってこの本を楽しみましょう。
村主章枝のフィギュアスケート ここがわかればもっとオモシロイ!』だね。
今年も男女とも活躍してますねぇ。「四大陸選手権大会」など、大きな大会が目白押しだし‥‥。
採点方法や一着のコスチューム代、ジャンプ技術の高め方など、「へぇー」が連発する話がたくさん載ってるよ。
ミキ 演技を見るのが数倍楽しくなりますね。
それだけじゃなく、村主さんの華麗な演技を支えるのは信念だってこともよくわかる本。スケート選手に憧れる子どもたちにもぜひ、オススメです。

さて、2011年のお正月は、テレビをつけないで、iPadで楽しむ人が増えそうだね。
ミキ 12月に注目の電子書籍が出たんですよね。『黒鉄歴画 龍馬』!
2010年は龍馬イヤーでしたねぇ。
iPadにする時、わざわざ黒鉄さんが色をつけてくださったんだよ。
ミキ そうなんですね。iPadは色もきれいだから、楽しめますね。
で、2011年の大河ドラマは上野樹里ちゃん演じるお江が主役だから、この本もぜひ。
ミキ 文庫本の『お江と徳川秀忠101の謎』ですね。
お江さんって、秀吉の政略で三度も結婚したんですよね。だから、彼女を取り巻く人脈は複雑で、しかもいろんな武将が出てくる。ドラマを見ようと思ったら、いろんな知識や人物相関が頭に入ってるほうが楽しめるはずだね。
ミキ Q&A形式だから、知りたい知識もセレクトできます。少し歴史が苦手な私も、ドラマを見るのが楽しくなりそうです。



新年の飛躍を期す本
美しい字になるボールペン字練習帳

今日から始めるウォーキング&ランニング

杉下右京手帳

世紀末覇者手帳

アミバ天才手帳

道をひらく

続・道をひらく

[新装版]思うまま

松下幸之助成功の金言365

さて、新しい年に何か始めるつもり?
ぼくは、今年こそ字を練習しようと思ってる!
ミキ それはありがたい。
今、なんて?
ミキ いえ、何にも。部長、それなら『美しい字になるボールペン字練習帳』がオススメですよ。毎年、年賀状のシーズンになるとすごく売れる本です。
ああ、それ、私もやってみました。「今さら字がうまくなるなんて」と半信半疑だったけど、これが驚き!
ミキ そうなんですね。少しでも字がきれいに書けると、気持ちいいですよね。
年賀状書きで未熟さを痛感して、新年から練習し始める人も多いらしいよ。
ミキ 日本人って、ホントにまじめなんですね。
今日から始めるウォーキング&ランニング』もオススメ。
ミキ 私もからだ動かさなくちゃと思ってました。始めようかなぁ。
この本は、まず“体幹”というものを作るところからトレーニングして、ウォーキングを経てフルマラソン完走までレクチャーしてくれるんですよ。
靴のセレクトまで教えてくれて、なんとも心強い伴走者だね。
ミキ ところでみなさん、手帳は買われましたか?
売り場に並ぶ手帳はあまたあるけど、「これっ!」っていうのに、まだ今年は巡り会えてないなあ。
ミキ そういう方には、これ!!
あぁ、ネット上で話題の手帳ね。手帳の枠を超えた手帳として、知る人ぞ知る存在らしいよ。
ミキ 杉下右京手帳』『世紀末覇者手帳』『アミバ天才手帳』!
なんのこっちゃ、という感じだけど、ハマる人はハマるらしい。
なんというか、「これぞディテール」という気配りの数々。
ミキ 手帳って、一年間、仕事にプライベートに寄り添い続けるパートナーですからね。
こまやかな気遣いが思いのほか心にしみるかも。
へこんだ時に手帳の言葉に癒されたり、励まされたりってこともあるかもね。
手帳の袖にあるアミバのことばに奮い立つなぁ。
ミキ 「もう一度いうおれは天才だ!!」とか
「ほざけ~~!!だれもおれのことはわかっちゃいねぇんだ!!」ですか。
ミキ わかってますよ、部長。
ありがと。‥‥このへんで手帳の話は‥‥。
はい。
ミキ そうそう、ディズニー手帳もよろしくね。

最後は、やはり松下幸之助の著作でしめましょう。
ミキ 松下幸之助の本はいろいろあるけど、年末年始で言えば、やっぱり『道をひらく』『続・道をひらく』『思うまま』でしょうか。
松下幸之助が一人の人間として心に思うことを綴った三部作だね。冒頭の「自分には自分しか歩けない道がある」ということばに、若い頃ずいぶん励まされました。
ミキ 人々がどこか心傷ついた今の時代だからこそ、届けたいことばですね。
そう言えば、松下幸之助は運を重視した人だったんですよね。
ミキ 松下幸之助成功の金言365』を新年から読むと、運が向いてくるかもしれませんよ。
「日に新た」って「イノベーション」のことなんだよね。日々の仕事や生活を少しずつよりよくしようって思い続ければ、1年後にはきっとちがう場所にいる自分に気づくかもしれない。
ミキ そう考えたら、ワクワクしますね。
ぜひ、新年を期して読んでいただきたいですね。

いろいろ勝手なことをしゃべってきましたが、いろんな本があって楽しいねぇ。
ミキ 小さいのに、ホント大きな世界が詰まってますねぇ。
ぜひ、本の感想や本を傍らに家族で過ごされたエピソードなど、お寄せください。
それでは、クリスマスと年末年始の特別な時間をぜひPHPの本でお楽しみください。
ミキ 最後に、メリークリスマス!よいお正月を!!

*<お願い> 心に留まる本がございましたら、ぜひ書店に足をお運びください。

羽子板

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