事業は人なり
発売日
2015年02月18日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-82416-1

事業は人なり
私の人の見方・育て方

著者 松下幸之助著 《パナソニックグループ創業者》
主な著作 人を活かす経営』、『人生心得帖/社員心得帖』、『指導者の条件』、『若さに贈る』、『社員稼業』(PHP研究所)
税込価格 935円(本体価格850円)
内容 会社の使命とは人を求め、育て、活かすこと。「人使いの名手」と言われた著者が、60年近い経験から語る上手な人の活かし方とは。



 部下が10人いたら、2人は自分と志を同じくしてくれるが、6人はふつうで、あとの2人は自分の意に反するものだ。それでも仕事は立派にできるからよしとすべし――あの人徳あふれる松下幸之助でさえ、すべての部下が賛同してくれるわけではなかった。それでも、部下を信頼し、思い切って仕事を任せることで、多くの事業はうまくいった。「人使いの名人」と言われた松下幸之助は、こうして人をあるがままに見、個性を活かすことで事業を拡大していったのである。

 本書はそうした著者が、60年近い経験のなかで培った人の使い方、人事のコツなどをエピソードとともに紹介するもの。まさに「事業は人なり」で、企業を発展させるのは技術でも製品でもなく、人であることを説得力をもって教えてくれる。会社の使命とは人を求め、育て、活かすこと。そのために、なすべきこととは何か。経営者、管理職、チームリーダー、人事担当者、必読の一冊である。