怖くて眠れなくなる植物学
発売日
2017年07月14日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-83664-5

怖くて眠れなくなる植物学

著者 稲垣栄洋著 《植物学者、静岡大学大学院農学研究科教授》
主な著作 面白くて眠れなくなる植物学』(PHP研究所)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 人間や昆虫を自らの繁殖にしたたかに利用し、地球上にはびこる旺盛な生命力を持つ植物の生態を「怖い」という視点から描き出す。



 読み出したらとまらない、おそろしい植物のはなし。

 この世の中は、植物で覆い尽くされ、植物を中心に生態系が作られています。その仕組みの巧みさ。植物はどのようにして、複雑な生態系を作り上げたのでしょうか。

 昔から、人々は植物をさまざまに利用してきました。しかし、人間が利用してきたかのような歴史を振り返ってみると、人類は常に植物に翻弄され続けてもきたのです。

 人間は自分たちこそが万物の霊長なのだと信じています。しかし、もしかするとすべては植物の思惑どおりなのかも知れません。自然の営みも人間の営みも、植物たちに仕組まれたことなのかも知れません(「おわりに」より抜粋)。

 ○本書の目次より/超大国を作ったイモ/トウモロコシの陰謀/除草剤で枯れないスーパー雑草/バブル経済を引き起こした花/人食い植物の伝説/植物に感情はあるか?/幽霊は柳の下に現れる/共生の真実/操られしもの/アインシュタインの予言…