いじめを生む教室
発売日
2018年07月13日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-84077-2

いじめを生む教室
子どもを守るために知っておきたいデータと知識

著者 荻上チキ著 《評論家、編集者、「ストップいじめ!ナビ」代表理事》
主な著作 『僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか』(幻冬舎新書)
税込価格 1,012円(本体価格920円)
内容 「やさしさ」だけでは子どもは守れない――。具体的な知識と言葉を手に入れ、「いじめ」議論を一歩先に進めるために必読の一冊。



 「いじめ問題」を解決するために必要な知識とは何か。

 連日のように悲惨なニュースが報じられ、そのたびに多くの議論が交わされるが、その中には具体的な根拠に欠ける当てずっぽうな「俗流いじめ論」も少なくないと著者はいう。

 一方で、メディアには取り上げられずとも、いじめが社会問題化して以来30年以上にわたり、日本でも世界でも数々の研究が行なわれ、多くの社会理論が磨かれてきた。

 本書では、そうした数多くの研究データを一挙に紹介しつつ、本当に有効ないじめ対策とは何かを議論する。いじめ議論を一歩先に進めるために、必読の一冊。

 <目次>
●はじめに 
●第1章 これでいいのか、日本のいじめ議論 
●第2章 データで読み解くいじめの傾向 
●第3章 大津市の大規模調査からわかったこと 
●第4章 「不機嫌な教室」と「ご機嫌な教室」 
●第5章 理論で読み解くいじめの構造 
●第6章 「ブラック校則」調査から見えたこと 
●第7章 ハイリスク層へのサポート 
●第8章 メディアが飛びつくネットいじめ 
●第9章 教員の課題と「いじめ防止法」 
●第10章 大人に求められること 
●おわりに