災害伝承の大研究
発売日
2021年09月02日
判 型
A4判変型上製
ISBN
978-4-569-88018-1

災害伝承の大研究
命を守るために、どう伝える?

著者 佐藤翔輔監修 《東北大学災害科学国際研究所・准教授》
主な著作 『わかる!取り組む!災害と防災 2』(共著・帝国書院)
税込価格 3,520円(本体価格3,200円)
内容 地震、津波、火山噴火、台風。被災体験を未来へ伝える災害伝承の役割や種類を紹介するとともに、これからの災害伝承のあり方をさぐる。



 地震、津波、火山噴火、台風……。自然災害の多い日本では、被災の体験、教訓を、災害記念碑、古文書、民話、行事、災害遺構、語り部など、さまざまなかたちで伝えてきました。こうした災害伝承は防災上重視され、強化されています。多くの実例から学ぶとともに、これからの災害伝承のあり方をさぐります。

 [第1部]災害伝承って何だろう?……自然災害の多い日本/災害伝承の種類を見てみよう/「災害対策基本法」と災害伝承/地図記号になった「自然災害伝承碑」/災害は妖怪や珍獣のしわざ? [第2部]災害伝承の例を見てみよう……多くの村人を救った「稲むらの火」/自分の命を守りぬく「てんでんこ」/半永久的に残る石碑/水害を伝える伝説・民話/100年後の命を救った伝承歌 [第3部]災害体験をどう伝え、残すか……災害伝承と災害遺構/東日本大震災の伝承の活動・施設は?/進む、災害のデジタルアーカイブ化/3D映像、VRで進化する伝承のかたち 他