書籍
- 発売日
- 2002年12月13日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-62516-4
「日中友好」という幻想
著者 | 中嶋嶺雄著 《前東京外国語大学学長》 |
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主な著作 | 『中国・台湾・香港』(PHP研究所) |
税込価格 | 814円(本体価格740円) |
内容 | 瀋陽事件で明らかになった日本の弱腰外交。国交30年の歩みを振り返りながら、政府・外務省が抱える負の体質とその落とし穴を断ずる。 |
日中国交樹立30周年を迎えた2002年。その華々しい友好ムードとは裏腹に、日本国内にはいまだ「嫌中感情」が根強い。瀋陽事件は日中関係の虚実をまざまざと映し出した。
靖国参拝、歴史教科書、尖閣諸島問題など、内政干渉まがいの要求をつきつける中国と、漫然とふりまわされる日本外交。繰り返されるその構図は、実は1972年の、拙速すぎた国交正常化がもたらしたツケだったのである。
いまこそ国交樹立の過程を回顧し、贖罪外交を続ける日本政府・外務省の姿勢を問い直す。日中関係論の第一人者にして、当時の佐藤内閣の政策立案にも関わった著者が語る真実のドラマ。
[内容構成] プロローグ:日中三十周年で言うべきこと 第一章:「友好」の現実 第二章:拙速外交の陥穽――国交十周年からふり返る 第三章:中国の思惑――日中国交の国際的意味 第四章:日中国交の舞台裏――日本国内の要因 エピローグ:「日中友好」という名のもとに
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