大名屋敷「謎」の生活
発売日
2019年02月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-76876-2

大名屋敷「謎」の生活

著者 安藤優一郎著 《歴史家、文学博士》
主な著作 「関ヶ原合戦」の不都合な真実』(PHP研究所)
税込価格 858円(本体価格780円)
内容 「大名屋敷」の存在なくして、江戸の繁栄はなかった! その圧倒的な面積、巨大な経済効果、全国から集まる殿様たちの生活の秘密に迫る。



 「江戸は町民が主役!」と言うけれど、実は江戸の面積の七割は武家地で、さらにその大半を、参勤交代で全国から集まる殿様と家臣たちが住む“大名屋敷”が占めていた――。

 本書は、大名屋敷の圧倒的広さ、超豪華庭園、巨大な経済効果、利権を狙う御用達商人、軍事機密で謎に包まれた殿様の生活などから、百万都市・江戸の知られざる実像に迫る。

 大名屋敷なくして、“江戸の繁栄”は成り立たなかった!

 文庫書き下ろし。

 【本書の内容】

 第一章 謎の空間! 江戸藩邸――「対照的」だった大名と藩士の生活

 第二章 江戸の高級サロンだった大名庭園――贅をつくした「おもてなし」

 第三章 「御用達の座」をめぐる争い――生活物資の納入から汲み取りまで

 第四章 幕末の動乱が「江戸経済」を活性化させた!――戦争という特需

 第五章 寂れていく「江戸の大名屋敷」――幕府の消滅とともに

 第六章 「首都」東京と消えゆく大名屋敷――荒れ野からの再生(目次より)