サイズ
31日分17枚綴(表紙含む) / 縦:23.2cm 横:25.7cm
初版
2013年9月
在庫
在庫あり

1日3分
歌声が変わる魔法のボイストレーニング日めくり

わりばしやペットボトルなど、身近にある“7つの道具”を使って発声トレーニングを行ないます。あなたの歌声が魅力的に変わる1日3分のレッスンを日めくり形式で紹介します。
監修 上野由紀《上野ヴォーカルアカデミー校長》
主な監修商品
編集等
税込価格 1,100円   (本体価格:1,000円)
対象 一般
サイズ 31日分17枚綴(表紙含む) / 縦:23.2cm 横:25.7cm
初版 2013年9月

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◆はじめに
あなたの声の魅力を最大限に引き出し、もっと自分の歌声に自信をもって、歌うことを楽しみましょう。
本書で紹介するレッスンは、“UENO式ヴォイストレーニング”というメソッドをベースにしています。
続けていただくことで、歌がうまくなることが期待できます。

◆発声トレーニングの7つ道具
発声トレーニングを行なう際に役立つ、7つ道具をご紹介します。
どれも身近にあるものばかりですので、ご自宅でひとりで手軽にトレーニングができます。

《ペットボトル》
2リットルと350ミリリットルの2種類を用意しましょう。

《ピンポン玉》
なければ、口の大きいペットボトルのフタなどで代用できます。

《ティッシュペーパー》
4~5枚をくしゃくしゃに丸めて使います。

《わりばし》
わっていないものを2膳用意します。

《木製ハンガー》
曲がらない木製のものがベストです。

《ストロー&綿棒》
ストローは先の曲がるものを使います。

《ラップ》
20センチメートル四方に切って使います。


【内容の一部紹介】
〈基本Lesson1〉正しい口の開きをチェック
正しい口の開きをチェックしましょう。
口を正しく開いて発音すると、聞き取りやすい声になります。

〈基本Lesson2〉高い声を出すトレーニング
のどの奥を開いた状態にする練習をしましょう。
このトレーニングをすると、高い声がラクに出せるようになります。

〈基本Lesson3〉正しい舌の動きをチェック
舌の動きがなめらかでないと、滑舌が悪くなります。
正しい発音をするためにも、正しく舌を動かしましょう。

〈基本Lesson4〉舌を動かすトレーニング
舌の筋肉を鍛えると音域が広がります。また、滑舌がよくなるだけでなく、いままでと音の出し方が変化していきます。

〈基本Lesson5〉基本姿勢のチェック
発声をするときは、座るときも立つときも、背中をそらしすぎず、丸めすぎず、肩を少しだけ落とすのが基本姿勢です。

〈基本Lesson6〉唇の動きをチェック
正しく口を開くために、唇をすばやくていねいに動かします。
マ行、パ行、バ行を発音して唇を動かす練習をします。

〈基本Lesson7〉のどまわりの筋肉を鍛えるトレーニング
あごからのどにつながる筋肉と、のどぼとけの左右にある筋肉を動かします。
これらの筋肉がよく動くと、声の強弱や高低を自由にあやつることができます。

〈基本Lesson8〉正しい呼吸法のチェック
大きくしっかりとした声を出すために、腹式呼吸をマスターしましょう。
息を吸うとお腹がふくらみ、息を吐くとお腹がへこむのが腹式呼吸です。

〈基本Lesson9〉声の強弱のトレーニング
音の強弱をつけられるようになると、こぶしのきいたかっこいい声が出せるようになります。演歌を歌うときにこぶしが使えると、カラオケの採点がアップします。

〈基本Lesson10〉適量の息を出すトレーニング
お腹から適切な量の息を出す練習をします。吐く息の量をコントロールすれば、お腹に息が入りやすくなり、遠くまで通る声が出せるようになります。

〈基本Lesson11〉腹式呼吸のトレーニング
口やのどだけで呼吸をしていると、腹式呼吸はできません。
腹式呼吸ができるようになると肺活量が増えます。

〈基本Lesson12〉「引く声」を出すトレーニング
声を外に出すのではなく、引くように出すことができれば、お腹に力が入り、よく通るきれいな地声が出せるようになります。

〈基本Lesson13〉安定した声を出すトレーニング
少ない息の量でしっかり声を出す練習をしましょう。勢いがあってもうわずらない声、勢いをおさえてもしっかり聞き取れる声が出せるようになります。

〈基本Lesson14〉声のひびきをチェック
ひびく声は魅力的に聞こえます。声のひびきをじょうずにコントロールできるようになると、豊な感情表現ができるようになります。

〈基本Lesson15〉呼吸の調節をするトレーニング
呼吸の調節をうまく行なって、意識的にソフトな声を出す練習をしましょう。
声を息にのせて出す感覚をつかむことが目標です。

〈応用Lesson1〉音感トレーニング
音のオンチの原因には、自分がどんな声を出しているのかわからない、バックメロディーをよく聞いていない、ということがあります。自分の声をよく聞いてみましょう。

〈応用Lesson2〉リズムトレーニング
歌っているときにどんどんメロディーからずれていってしまうのは、リズムがうまくとれていないから。リズムを体で覚えるトレーニングをしましょう。

〈応用Lesson3〉音声を調整するトレーニング
横隔膜がうまく動くようになると、腹式呼吸ができるようになり、音量のコントロールができます。

〈応用Lesson4〉声の高低コントロール
高い声、低い声をうまく出しわけるためには、あごの筋肉のトレーニングや、舌の動きをコントロールすることが必要です。

〈応用Lesson5〉声の明るさコントロール
はずむように発音すると、明るく、表現豊かに聞こえます。
1音1音に小さな「ッ」を入れる練習をしましょう。

〈応用Lesson6〉声の太さコントロール
声の太さは、のどの奥の空間の広がりによって変化します。
太さをコントロールするために、のどぼとけを上下させる練習をします。

〈応用Lesson7〉やわらかい声を出すコントロール
やわらかい声は、聞き手の心にひびきます。
やわらかい声を出すためには、声を出すときに息を多めに出します。

〈応用Lesson8〉きれいな裏声を出すトレーニング
裏声は地声よりも声が小さくなりがちです。地声に負けない裏声を目指しましょう。目標は「イ」を発音しながら裏声を出すことです。

〈応用Lesson9〉ビブラートのトレーニング
ビブラートとは、歌の途中で声をふるわせることです。実はビブラートは簡単です。
ペットボトルを使って練習をしてみましょう。

〈応用Lesson10〉鼻濁音のトレーニング
鼻濁音は、声を出すときに鼻からひびかせることで出ます。
鼻から声を出すイメージで練習をしてみましょう。

〈応用Lesson11〉息つぎのトレーニング
スムーズな息つぎを身につけましょう。深く息を吸い込む必要はありません。
声を出しながら、そのつど必要な量の息を吸うように練習しましょう。

〈応用Lesson12〉歌のメリハリトレーニング
メリハリを演出するためには、母音の発音をうまくすることが必要です。
ここでは母音だけで歌う練習をしてみましょう。

〈応用Lesson13〉表情を豊かにするトレーニング
表情豊かに発生するには、口角の動きが重要です。
口角が自由自在に動くようにトレーニングしましょう。

〈応用Lesson14〉舌を動かす発展トレーニング
わりばしを左右の奥歯でかんで発音を行なってみましょう。鏡を見ながら舌がちゃんと動いているか確認します。正しく発音できるようになるまで、繰り返し練習をしてください。

〈応用Lesson15〉フォールとしゃくりのトレーニング
フォールとは上から下へ音を降ろしていくことで、しゃくりとは下から上に音を上げていくことです。この2つを身につけるとカラオケの採点がアップします。

〈応用Lesson16〉リラックスして発声するトレーニング
人前で歌うときに緊張してしまう場合は、首を回してのどまわりの筋肉をほぐします。
リラックスするだけでなく、第一声がきれいに出るようになります。