頁数/仕様
112ページ / 縦:25.7cm 横:18.2cm
初版
2007年1月
在庫
在庫あり

「親学」の教科書
親が育つ 子どもが育つ

「保護者が変われば子どもが変わる」を基本理念に、子どもをどうするかではなく、保護者はどうあるべきか、どう変わればよいのかについてお互いに学び合う内容です。
著者(肩書)
主な著作 『親学アドバイザーの手引き』(PHP研究所)
編集等 PHP親学研究会
税込価格 1,760円   (本体価格:1,600円)
対象 保護者
頁数/仕様 112ページ / 縦:25.7cm 横:18.2cm
初版 2007年1月

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■親学の普及と親学アドバイザーの養成

「親学」とは、親や、これから親になる人々に、親として学ぶべきことを伝えるものです。親になるための教育なんて必要か、と思われる向きもあるかもしれません。
長い歴史の中で、子どもを生み育てることは、家族や社会にとってごく自然な営みであり、あえて学ぶものではありませんでした。しかし、急激にすすむ核家族化や、地域のつながりの希薄化に伴い、子育てに必要な情報を得るのが難しくなってきています。
これまでは、家族代々の知恵として祖母・母などから受け継がれ、地域の習慣や伝統に根づいたものであった子育ての方法が、うまく伝わらなくなってきているのです。
そこで、親学は、親のための学びの場を提供します。親学を通じて、親としての自覚を深め、親として成長していってもらいたいのです。
また、近年顕著である少子化や核家族化によって親子の関係は大きく変化し、親子の密着や過干渉、また逆に育児放棄などが深刻な問題となって現れてきました。親学は、こうした大きな問題にも対応していきます。
さらには、親学を学んだ人が、親学を実践し、自らの成長を、子どもに、学校に、地域にと照射していくことによって、社会をよりよい方向へ変えていくことも目指しています。  (「親が育つ 子どもが育つ ~まえがきに代えて」より抜粋)

■親が育つ子どもが育つ~まえがきに代えて
・親と子どもがともに育つということ
・親学の普及と親学アドバイザーの養成
・親学研究会発足の経緯と目標
・本書の使い方・学び方

【第1章】親学とは
(1)親学の必要性
・子どもの心の問題
・生活習慣の乱れ
・親の教育力の低下
・家庭と地域の役割の低下

(2)親学の理念と基本
・親学の誕生
・親心の育成
・親学の理念
・親学の基本的な考え方

(3)親学の目指するもの
・子どもの心の育成
・親の成長
・父親の子育て参加

【第2章】親学の基本的な考え方
(1)親について
・親は最初の教師
・親に託された使命
・親の責任とは
・子育てを通して人間として成長する
・母性的かかわり、父性的かかわり
・地域とのかかわり

(2)子どもについて
・子どもとはなにか
・子どもの成長と脳の発達
・親の影響力の大きさ
・子どもに求められる能力

(3)家族・家庭について
・家族とはなにか
・家庭は人格形成の基礎
・家庭は文化継承の場
・コミュニケーション能力をつちかう

(4)子育てについて
・三つ子の魂百まで
・しっかり抱いて、下におろして、歩かせる
・守破離の精神

【第3章】親学の実践
(1)親自身が成長するために
・まず、現在の自分を肯定する
・客観的に自分を見直す
・健康的な生活を送る
・自らを磨く

(2)子どもの人間性をはぐくむために
・子どもにもっと関心をもつ
・子どもとのかかわり方
・他者とともに生きる力を養う

(3)愛のある家庭をつくるために
・家族との絆と愛をはぐくむ
・心のぬくもりを伝えあう
・ルールを築き守る
・食事を大事にする
・睡眠をきちんととる
・5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)を大事に
・あいさつができる家庭をつくる

【第4章】子どもの発達段階に応じた特徴と、親のかかわり方
(1)胎児期(誕生まで)
・胎児期の特徴
・胎児期の子どもへの親のかかわり方

(2)乳児期(0歳から1歳ごろ)
・乳児期の特徴
・乳児期の子どもへの親のかかわり方
  
(3)幼児期前期(1歳から3歳ごろ)
・幼児期前期の特徴
・幼児期前期の子どもへの親のかかわり方

(4)幼児期後期(3歳から6歳ごろ)
・幼児期後期の特徴
・幼児期後期の子どもへの親のかかわり方

(5)児童期(6歳から12歳ごろ)
・児童期の特徴
・児童期の子どもへの親のかかわり方

(6)思春期(10歳から17歳ごろ)
・思春期の特徴
・思春期の子どもへの親のかかわり方