頁数/仕様
112ページ / 縦:21cm 横:14.8cm
初版
2020年10月
在庫
在庫あり

「老け首」解消!
気になる首のシワ・たるみはこうして改善する

首を見れば年齢がわかる!? あなたの首は老けていませんか? 首のよこジワ、たてジワ、たるみを予防・改善するエクササイズや生活習慣などを、美容鍼灸のエキスパートが紹介します。
著者(肩書) 福辻鋭記《アスカ鍼灸治療院院長》
主な著作 『つらいひざの痛みをやわらげる 1日1分! 筋肉はがし』(PHP 研究所)
編集等
税込価格 1,430円   (本体価格:1,300円)
対象 一般
頁数/仕様 112ページ / 縦:21cm 横:14.8cm
初版 2020年10月

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年齢を重ねるにつれて目立ちはじめる首の「シワ」と「たるみ」……。女性なら誰でも気になりますよね。顔のスキンケアは若い頃から念入りに行なってきた方でも、首の皮膚のお手入れは、意外と「ほったらかし」のことが多いのでは? 「私はまだまだ大丈夫」と思っていたら、あるとき鏡に映る自分の首に、哀れな「たてジワ」「よこジワ」を見つけてびっくり! そんな方も少なくないでしょう。

もちろん、首のシワは急にできるわけではありません。年齢を重ねるごとに少しずつ刻まれていきます。しかし、毎日鏡を見ていてもなかなか気づかないことがよくあります。
特に首のたてジワは、しゃべっていたり、ものを食べていたりして口を動かしたときに、より鮮明に現れます。
ですから、自分の首のたてジワより、友人や同僚の首のたてジワを先に見つけ、あわてて自分も確認してみたら「やっぱりあった!」と言って、私の治療院へ相談に来られる方が結構いらっしゃいます。

首のシワは、さまざまな要因で生じますが、その根本にあるのは皮膚の老化です。赤ちゃんの肌は、触れると「プルンッ!」と弾けるくらいみずみずしいハリがあって、シワができる余地はまったくありません。
ところが、年齢を重ねるにつれて、皮膚は少しずつ緩んで薄くなっていきます。特に40歳を過ぎた頃から、皮膚の老化は急速に加速します。
試しに腕の皮膚をつまんでみてください。皮膚がビロ~ンと薄く伸びてくるようであれば、首のシワもかなり深刻なはずです。
それでも大丈夫。そんな方にこそ、この本を読んでいただきたいのです。

年齢を重ねるにつれてシワができるのは、自然な生理現象ですから、誰しも避けられません。首のシワも同様です。
しかし、たとえば同窓会などに出かけたとき、「彼女は同い年なのに、どうして首のシワが少ないの?」と驚いた経験はないでしょうか?
そうです。同じように年齢を重ねていても、方法によって首のシワやたるみは予防・改善できるということです。

首のきれいな人には、その背景に必ず理由があります。
ある著名な芸人さんが、若いときに師匠から「芸人は人前に出る仕事だから、年齢の出やすい首の手入れを忘れるなよ」と言われ、毎日欠かさず首のマッサージをしていたら、50歳を過ぎても「年齢のわりに首がきれいだとよく言われる」と話しているのを聞いたことがあります。人知れず努力を続けてきたわけですね。たしかにその芸人さんの首はとてもきれいで、実年齢より10歳は若く見えました。

一般によく「首を見ると年齢がわかる」と言われます。たいていの場合、悪い意味で使われますが、逆に考えると、首を若々しく保っていれば、実年齢より若く見られるということです。
ただし、首はデリケートな部位なので、むやみに自己流でマッサージをすると、逆効果になる場合があります。特に40代以降の方は皮膚が衰えはじめているため、首の皮膚に負担のないケアを行なうことが大切です。

PART2で紹介するストレッチやエクササイズは、どれも40代、50代から安心して始めていただくことができます。もちろん60歳を過ぎてからでも、充分に間に合います。年齢は関係ありません。すべてのものを一度に行なう必要はありません。取り組みやすいもの、気に入ったもの、気持ちのいいものを、毎日少しずつ続けることが大切です。とにかく今日から始めてみましょう!

本書をきっかけに、一人でも多くの方が「もう年だから仕方がない……」ではなく、「よ~し、今日からやってみようか!」と一念発起していただき、首のシワ・たるみの悩みから解放されることで、実り多き豊かな人生を送り続けていただくことを、心から願っています。  (「はじめに」より)

【PART1】首の「シワ」「たるみ」はこうしてできる!
◇加齢とともに皮膚のハリと潤いが失われる
・コラーゲンの減少が皮膚の老化を促します
◇首の「よこジワ」は姿勢や生活習慣が大きな原因に
・日常的にうつむいた姿勢で過ごすことが多い方は要注意です
・自分の姿勢を一度チェックしてみましょう
・「寝ながらスマホ」もよこジワの原因となります
◇首の「たてジワ」と「筋肉の衰え」
・首は疲労が溜まりやすく筋肉が衰えやすい
・首の筋肉は鍛えにくい部位でもあります
・たてジワは「胸鎖乳突筋」と「広頚筋」がカギを握っています
◇加齢とともに血液とリンパ液の流れが悪くなる
・皮膚に充分な栄養素が届きにくくなります
・首に皮下脂肪が多いほど、シワやたるみができやすくなります
◇女性の首は乾燥しやすい
・皮脂の分泌量の低下が肌の乾燥を助長します
・更年期の首の汗が「小ジワ」の要因となります
◇紫外線が皮膚の「光老化」を一気に進める
・コラーゲンが傷害されて皮膚のハリが失われます
・「光老化」は乳幼児のときから始まっています
◇首のシワは全身の老化が進んでいるサイン
・東洋医学では「腎」の衰えを示す兆候です

【PART2】首の「シワ」と「たるみ」を予防・改善する方法
■首ストレッチ
(1)首ほぐし
(2)首ふり
(3)首まわし
(4)首ひっぱり
(5)首押し
(6)首ずもう
■リンパマッサージ
(1)鎖骨・顔
(2)後頭部
(3)デコルテ
■耳もみ
耳ひっぱり
■タオル枕整体
(1)首のばし
(2)体ひねり
■かんたんストレッチ
(1)ほおづえ
(2)あご
(3)耳から鎖骨
(4)手首・足首
(5)フラミンゴ
(6)バタフライ
(7)クロール
(8)スネーク
(9)顔ツボ・太陽
(10)足の裏
●足裏美人は肌美人?!

【PART3】首の「シワ」「たるみ」を予防・改善する毎日の習慣
◇首を美しく保つには「生活習慣の見直し」が大切
・首の老化が加速しているときは要注意です
・首のシワは体からの危険信号?!
◇「反射区マッサージ」で「首美人」に
・東洋医学で首にアプローチしてみましょう
・「ツボ」より「反射区」のほうがわかりやすい
●五臓六腑とは
◇首の衰えを感じたら「睡眠」の見直しを
・寝不足の代償は首にはっきり現れます
・成長ホルモンとメラトニンの分泌がカギを握ります
●睡眠導入剤に頼らない体に改善
◇枕選びのポイント
・自分の枕をチェックしてみましょう
◇「首をきれいに保つ食生活」の基本
・たんぱく質をしっかり摂りましょう
・植物性たんぱく質の豊富な大豆食品は女性の肌の必需品
◇「紫外線」から首を守る栄養素
・体の内側から紫外線の害をシャットアウト
◇1日の中で「胃腸を休ませる時間」をつくる
・胃腸に負担をかけると皮膚にも悪影響が出てきます
・口内炎は「食べすぎのサイン」です
◇「ちょっと疲れたな」と感じたときの深呼吸
・自律神経のバランスと血流が整います
◇乾燥を防ぐスキンケア
・「小ジワ」を軽視すると後悔します
・おすすめの天然素材
◇「紫外線対策」は首のシワやたるみを防ぐ基本
・ファッションを楽しみながら紫外線対策を行なうのがコツ
◇「姿勢の美しい人」は首も若々しい
・エステに通うより姿勢を正す努力が先決です
・スマホやパソコンは顔の高さに調整します
◇「首を温める」ことも皮膚の老化抑制に有効
・「首の冷え」は皮膚の衰えを加速します
●半身浴で首を温める
◇ストレスと「上手につきあう」
・ストレスは自律神経のバランスを乱します
◇首のシワ・たるみを寄せつけない生活習慣