頁数/仕様
112ページ / 縦:21cm 横:14.8cm
初版
2021年11月
在庫
在庫あり

脊柱管狭窄症を自力で改善! 女性のための寝たまま「1分背骨ストレッチ」

脊柱管狭窄症のつらい痛み・しびれが楽になる! 寝たままで背中や腰、太ももの硬くなった筋肉をゆるめることで痛み・しびれを軽減するストレッチを紹介します。
著者(肩書) 福辻鋭記《アスカ鍼灸治療院院長》
主な著作 『気になる首のシワ・たるみはこうして改善する』(PHP研究所)
税込価格 1,430円   (本体価格:1,300円)
対象 一般
頁数/仕様 112ページ / 縦:21cm 横:14.8cm
初版 2021年11月

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「休み休みでないと、腰が痛くて歩けなくて困っています」
「足のしびれがひどくて、外出もままなりません」
「足腰の痛みで、夜中に何度も目覚めてしまうのです」

そうした悩みを抱えて、私の鍼灸治療院を訪れる「脊柱管狭窄症」の患者さんが増えています。中には、「手術をしたのに症状が消えない」「手術をするのがイヤで相談に来た」という声もよく聞かれます。
脊柱管狭窄症というのは、脳からお尻の辺りまで延びている中枢神経のトンネル(脊柱管)が、加齢などが原因で部分的に狭くなり、神経を圧迫して、足腰に痛みやしびれが生じてくる症状です。
どの部位の神経が圧迫されるかによって、症状は異なります。
腰が痛くなったりお尻が痛くなったり、足に力が入らなくてつまずきやすくなったり、皮膚の感覚が鈍くなって足の裏に砂利を踏みつけたような違和感を覚えたり、両足の広い範囲にしびれが出てきたり、歩行時に腰や足の痛みが出て長く歩き続けることが難しくなったりと、実にさまざまなのです。さらに重症化すると、排尿や排便のコントロールが難しくなることもあります。

通常、多くの病気は、初期の段階で適切な治療を受けることが、回復する上では大切です。しかし、脊柱管狭窄症の場合は、初期の段階で整形外科で診察を受け、痛み止めなどの薬をもらって飲んでいても、症状は治まるどころかどんどんひどくなり、「根本的な解決法は手術しかありません」と言われることがほとんどです。
このとき、患者さんが手術を躊躇するのは、「手術で脊柱管の狭窄が治っても、症状が消えるかどうかはわかりません」と、念を押されてしまうところでしょう。
手術をすることだけでも不安がいっぱいなのに、その手術をしても症状が消えないかもしれない……。それでも手術を受けるべきなのかどうか、困り果ててしまうわけですね。でも、どこの整形外科へ行っても、同じようなことを言われる。そうした方たちが、私の鍼灸治療院へ駆け込んで来られるのです。

本書を手にとってくださった方の中にも、脊柱管狭窄症は「手術でしか治らないもの」だと思い込んでいる方が多いと思います。まして、セルフケアなどあり得ないと考えている方も少なくないでしょう。
たしかに、排尿や排便をコントロールできないような段階にまで進んでしまうと、専門の医療機関で治療するしか手立てはありません。
一方、「休み休みでないと、腰が痛くて歩けない」という段階程度までなら、本書で紹介する「背骨ストレッチ」でしっかり対応できます。
もちろん、脊柱管に生じている物理的な変化をストレッチで完治させることはできません。ですが、本人がもっとも悩み、苦しんでいる、足のしびれや痛み、腰の痛み、重だるさといった症状の改善にはつながります。

本文で詳しくお話ししますが、脊柱管に狭窄が起こっていても、症状が出ない人がいます。症状が出る人と出ない人では何が違うのかというと、私の経験では「筋肉の硬さ」だと言うことができます。症状が出ている人は筋肉が硬いのに対し、症状が出ない人は筋肉がとてもやわらかいのです。
ですから、症状が出ている人も、硬くなっている筋肉をやわらかくすることで、症状を改善することができます。このことは、私の日々の治療実践で実証できています。
本書で紹介するストレッチは、鍼治療による直接的な効果には及ばないところがあるかもしれませんが、それでも、足のしびれや腰の痛み、重だるさなどの改善に、とても効果的です。

慢性的な痛みやしびれは、本人にとっては大変つらいものです。しかし、外傷と違って目に見えないので、周囲にそのつらさをなかなか理解してもらえないことも、本人の苦痛を増長します。
当院へ来られた方に、「大変でしたね」「よくここまで我慢されましたね」と声をかけると、涙ぐまれる方も結構いらっしゃいます。
それまで何軒も医療機関を回り、手術をするしか解決法はないと言われ、誰に相談しても「手術をするか、我慢するか」の二択で決断を迫られて、精神的に追い詰められている方が、本当に多いのです。
命に直接関わるものではありませんが、症状の進行につれて、友人と旅行を楽しむことができなくなったり、近所のスーパーマーケットへ買い物に出かけたりすることも難しくなります。そのうち、家に閉じこもる日が増えて、筋力や骨がどんどん弱り、骨折して寝たきりになる場合もあります。
言ってみれば、「真綿で首をじわじわと絞められている」ような状態で、周りが思っている以上に、本人はつらい思いをされています。そのことを、周囲の方にも理解いただき、手術以外の有効な選択肢があることがわかってもらえることを願い、本書を上梓しました。

脊柱管狭窄症でつらい思いをされている方たちの一助となれば、本当にうれしく思います。  (「はじめに」より)

【PART1】女性と脊柱管狭窄症
・脊柱管狭窄症って、どんな症状?
・長年酷使してきた腰が悲鳴を上げている状態
・症状の現れ方により3つのタイプがある
・特徴的な3つの症状
・「女性であること」もひとつの有力な要因
・女性は正しい姿勢を保つ筋力も低下しやすい
・女性は転倒による骨折のリスクも高い
・脊柱管狭窄症の治療
・手術の前に「寝たまま背骨ストレッチ」でセルフケア
・脊柱管に狭窄があっても症状が出ない人がいる
・筋肉をほぐすストレッチが足腰の痛みやしびれを軽くする
・女性に最適「寝たまま背骨ストレッチ」
《column》椎間板ヘルニアとの違い

【PART2】脊柱管狭窄症を自力で改善! 「寝たまま背骨ストレッチ」
・女性のための「寝たまま背骨ストレッチ」
・「寝たまま背骨ストレッチ」でラクになる理由
・ストレッチを行なうときに注意したいこと
■寝たまま背骨ストレッチ
(1)脊柱管ひろげ ベーシック
(2)やさしく脊柱管ひろげ
(3)イスで脊柱管ひろげ
(4)左右にひざ倒し
(5)押しくらひざ倒し
(6)太もものばし
(7)タオルでひざ裏のばし
(8)骨盤ひねり
(9)ひざひねり
■もっと! 背骨ストレッチ
(1)ネコのポーズ
(2)上体たおし
(3)背骨のばし
(4)あごほぐし
(5)ニュートラルポジション探し(座位)
(6)ニュートラルポジション探し(立位)
(7)ひと休みポーズ
(8)負担をかけない起き上がり方

【PART3】脊柱管狭窄症を自力で改善! 「毎日のちょっとした習慣術」
・「寝たまま背骨ストレッチ」とあわせて生活習慣の見直しも
■毎日のちょっとした習慣術
・姿勢
(1)姿勢の悪い人は痛みやしびれが出やすい
(2)正しい「立ち姿勢」と「ニュートラルポジション」
(3)「肛門締め」で脳も活性化
(4)座り方にも注意
(5)歩くときは「胸で空気を押す」
・適度な運動
(1)歩ける人はウォーキングがおすすめ
(2)ゴルフやテニスは控えたほうが賢明
・食生活
(1)筋肉を硬くする食品
(2)野菜や大豆食品を積極的に摂る
・冷え防止
(1)体が冷えると筋肉が硬くなる
(2)水分の摂りすぎが「冷え」を増長する
・生活
(1)お酒はできるだけ控える
(2)耳のマッサージで健康寿命が延びる?!
(3)精神的なストレスが背骨に影響を及ぼす