頁数/仕様
128ページ / 縦:21cm 横:14.8cm
初版
2022年7月
在庫
在庫あり

「腸の解毒力」を上げれば腎機能は改善する!

腸内フローラと腎機能との関係「腸腎連関」が注目されています。本書は、腸をしっかり機能させる食べ方の改善法と、血流をよくする「1分手足ゆらし」などの体操を紹介。
著者(肩書) 渡辺完爾《医学博士、渡辺医院院長》
主な著作
編集等
税込価格 1,430円   (本体価格:1,300円)
対象 一般
頁数/仕様 128ページ / 縦:21cm 横:14.8cm
初版 2022年7月

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腎臓の機能が落ちてきていることがわかると、誰もが不安を感じます。この本を手にとってくださった皆さんも、きっとそうでしょう。腎臓病はいったん進行すると、改善はむずかしいとされていますので、なんとか機能を維持したい、できれば改善したいと思われる気持ちは非常によくわかります。
ところで皆さんの腸の調子はいかがでしょうか?
このように訊ねるのは、近年、腸と腎臓に深い関係性があることがわかってきたからです。
腸という臓器は、体全体の細胞に栄養や水分を届けるための要です。消化と吸収だけではなく、毒素を体外に排出してきれいな血液をつくる、免疫力を高めるなど、全身の健康維持に関わっています。いうなれば体の自然治癒力をつくり出している大もとといってもよいのです。
腸がしっかり機能していると、自然治癒力が高まり、腎臓の働きをよくする、腎機能が回復するといった効果も期待できます。
本書では、腸と腎臓とのつながりを知っていただくとともに、自然治癒力を上げ、腸と腎臓を元気にしていく方法をご紹介しています。
ベースとなっているのは、私の医院が治療の柱としている西式健康法です。西式健康法は、人間が本来もっている自然治癒力を高めていくことを最大の目的にしており、昭和初期に創案されてからすでに100年近くの歴史があります。
むずかしいことは何もありません。ですから日常生活のなかで実践していただいて、腸を健康にし、腎臓にも元気を取り戻していただきたいと思います。
この本が、皆さんの不安解消と健康回復の一助となれたら、これほどうれしいことはありません。  (「はじめに」より)

【PART1】腸と腎機能の密接な関係
・腎臓と腸は体内環境を整える要
・近年「腸腎連関」が大きな注目を集めている
・腎機能向上のカギを握っているのが腸内細菌
・腸の力が落ちている人が増えている!?
・「便秘」は腸と腎臓の最大の敵
・閉経後の女性はとくに腸機能と腎機能の低下に注意
・腎機能の低下を防ぐには「腸の解毒力」を高めることが大切
・食べ過ぎと運動不足は解毒力を弱める
・きれいな血液が毛細血管までしっかり回ることが大事
・自然治癒力を高める食事法、温冷浴、「手足ゆらし」が腸と腎臓を守る
・クレアチニン値が「3」以下ならまだ間に合う

【PART2】「腸の解毒力」を高める食事と生活習慣
■「腸の解毒力」を高める食事
・体にごみを溜めない食べ方が大事
・朝食を食べると腸は汚れる!?
・食事パターンで腎臓のろ過機能はこれだけ変わる
・いつもの食事の30%減がちょうどいい
・まずは朝食を半分にすることから
・慣れないうちは野菜ジュースやおかゆで空腹カバー
・「食べるなら丸ごと」が腸を元気にする
・生の葉野菜と根菜でビタミンCを摂り入れる
・昔ながらの玄米菜食はやはり腸にいい
・海藻やこんにゃく、発酵食品をたっぷり摂る
・水分は毎日2リットル必要
・「塩抜き食」「リンゴ断食」で思い切ってリセットする
■「腸の解毒力」を高める生活習慣
・「解毒力」を高める温冷浴
・薄着が皮膚を強くする
・体を締め付けない衣服を身につける
・敷布団と枕は硬めのほうがよい

【PART3】腎機能改善につながる運動法
・運動をすればもっと楽に腹七分目が叶う
・体を動かしてむくみ、だるさを解消する
・腎機能改善「1分手足ゆらし」とは
・背腹運動(準備体操)
・金魚運動
・合掌がっせき運動
・1分手足ゆらし