人名事典

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三浦朱門

(みうら・しゅもん)
1926年、東京生まれ。作家。東京大学文学部卒。1950年、第15次『新思潮』を創刊、中国を扱った『冥府山水図』で吉行淳之介、遠藤周作、安岡章太郎、小島信夫らとともに第三の新人として文壇にデビュー。1967年、社会と家庭に於ける人間の関係を扱った『箱庭』で第14回新潮文学賞を受賞。以後も次々と話題作を発表。第43回日本芸術院恩賜賞・芸術院賞を受賞するなど、現代日本を代表する作家である。『老いれば自由に死ねばいいのだ』『わが友 遠藤周作』他、著書多数。

一方、1985年、第7代文化庁長官に就任。その後、親として、また自分自身の長年の学びの場の体験を通して、現在の教育・家族関係についての著書も多く、文化面での発言も多い。

編として『子どもに読ませたい世界の名著』(PHP文庫)がある。

(データ作成:2007年)