人名事典

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三田村秀雄

(みたむら・ひでお)
東京都済生会中央病院心臓病臨床研究センター長。慶應義塾大学医学部内科客員教授。医学博士。1950年、東京都生まれ。1974年、慶應義塾大学医学部卒。1981年から3年間、米国フィラデルフィアに留学。動物実験を中心に心筋梗塞後に出現する危険な心室性不整脈の機序とその薬物治療について研究。1984年から、東京都済生会中央病院で再び心臓病の臨床に従事。1991年、母校に専任講師として赴任、アブレーション治療や心房細動の基礎的研究を開始。1994年、慶應義塾大学医学部助教授を経て、1999年、同心臓病先進治療学教授。突然死救命に向けた国家的プロジェクトとして、2001年に日本循環器学会内にAED検討委員会を組織し、委員長として国を相手にAED認可に向けて奔走。一般解禁を果たした2004年から、再び東京都済生会中央病院に副院長として戻り、2010年より現職。日本循環器学会の不整脈薬物治療ガイドライン、心肺蘇生と循環器救急ガイドラインなどの作成班員。複数の国際医学雑誌編集委員を務めるほか、心不全についての解説サイト「心不全ドットコム」(http://www.shinfuzen.com/)を監修。

主な著書に『不整脈エッセンシャル』『不整脈の診断』(ともに中外医学社)『心臓突然死は救える』(三省堂)『実践AEDマニュアル(日本語版)』(中山書店)など。

(データ作成:2011年)