人名事典

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中林美恵子

(なかばやし・みえこ)
衆議院議員(神奈川県第1区、民主党)。1992年、米国ワシントン州立大学大学院で安全保障を学び政治学修士号を得て、アメリカ国家公務員として連邦議会上院予算委員会に日本人として初めて正規採用される。翌年1月から2002年4月まで一貫して共和党側に勤務し、約10年間、米国の財政・政治の中枢で公務に専念、国家予算編成の実務を担う。その中で1995年には『日経ウーマン』誌の政治部門「1994年ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれ、1996年アトランタ・オリンピックでは、聖火ランナーを務めた。帰国後、独立行政法人経済産業研究所(RIETI)研究員、米国ジョンズホプキンス大学SAIS客員スカラーを経て、2006年より跡見学園女子大学マネジメント学部准教授、および中国人民大学客員教授、さらに早稲田大学と日本大学法学部でも講義を受け持つ。公職には、財務省・財政制度等審議会、文科省・科学技術学術審議会国際委員会、経産省・資源エネルギー庁・総合資源エネルギー調査会などの委員、衆議院法制局および調査局の客員調査員などを歴任。2009年、開国の地・横浜の中区・磯子区・金沢区で初めての女性衆議院議員として選出された。

主な著書に『オバマのアメリカ・どうする日本』(共編著・三和書籍)『シチズン・リテラシー』(共著・教育出版)『日本の財政改革』(共著・東洋経済新報社)など。

(データ作成:2012年)