人名事典

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佐藤洋一郎

(さとう・よういちろう)
1952年和歌山県生まれ。1977年京都大学農学部卒業。1979年同大学大学院農学研究科修士課程修了。農学博士。国立遺伝学研究所助手を経て、94年より静岡大学農学部助教授。植物遺伝学の立場から稲の起源の研究を進め、1992年に「アッサム・雲南起源説」と稲の祖先の一元論を否定して、ジャポニカだけが長江中・下流域で生まれたという「ジャポニカ長江起源説」を発表した。

主な著書に『稲のきた道』(裳華房)、『稲とはどんな植物か――コメ再考』(三一書房)、『DNAが語る稲作文明』(日本放送出版協会)、『DNA考古学』(東洋書店)、『森と田んぼの危機(クライシス)』(朝日新聞社)、『縄文農耕の世界』(PHP新書)、『DNA考古学のすすめ』(丸善)、『稲の日本史』(角川選書)などがある。

(データ作成:2003年)