人名事典

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加藤和司

(かとう・かずし)
数寄屋建築、寺社建築棟梁。昭和22年、愛知県生まれ。少年時代より日本の伝統美に関心を寄せる。昭和40年、野村建 設入社。以後、高浜市、岡崎市、伊東市にて各地の建築技術を習得後、昭和48年、伊東市で加藤美建を創業。沼津市の 名刹・大中寺の書院新築工事を30歳という若さで棟梁として指揮し、昭和56年に完工。その際に日本を代表する建築家・ 杉山隆氏と出会い薫陶を受ける。寺院、ギャラリー、茶室、個人邸など実績多数。古材を愛する一方で、チタンなどの新素材 も使いこなす。本業の傍ら艸山(そうざん)の雅号により茶杓や花入を制作。平成10年、畠山美術館において個展「艸山の美」、平成20年、 東京・銀座のギャラリーミハラヤにおいて個展「艸山の茶美」を開催する。
(データ作成:2009年)