人名事典

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小松健一

(こまつ・けんいち)
1953年、岡山県に生まれ、群馬県に育つ。現代写真研究所研究科卒業。新聞記者などを経てフリーのフォトジャーナリストに。

世界の厳しい風土の中で自然と共生する民族をライフワークに地球を巡礼している。また、日本の近現代の文学作家の原風景を切り口にした日本人の暮らしと風土、沖縄や食と環境問題など社会的なテーマを追い続ける。第2回藤本四八写真文化賞を『雲上の神々―ムスタン・ドルパ』(冬青社)で受賞。第23回視点賞を『琉球―OKINAWA』で受賞、1983年度新日本歌人協会賞を歌集『春ひそむ冬』(不羈書林)で受賞など。

 現在、(社)日本写真家協会会員、(協)日本写真家ユニオン理事、全日本写真連盟関東本部委員、現代写真研究所講師、日本・ネパール写真交流協会(JNPES)会長、俳句誌「一滴」同人など。俳号は風写。主な著書に『啄木・賢治 青春の北帰行』(PHP研究所)、『写真紀行三国志の風景』(岩波新書)、『秘境ヒマラヤ 父と子の旅』(高文研)、『ムスタンの真実』(リベルタ出版)、『作家の風景―文学館をめぐるI・II』(白石書店)、『チリ 嵐にざわめく民衆の木よ』(大月書店)など多数。

(データ作成:2003年)