人名事典
林原 健（はやしばら・けん） |
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一九四二年岡山県生れ。慶應義塾大学法学部卒。六一年、父の跡を継ぎ林原グループ代表取締役。 林原グループとは、岡山県で百年以上の歴史をもちインターフェロン開発・量産で知られるバイオテクノロジー企業。林原氏はある新聞社のインタビューに「不況はもっと深刻になって企業がどんどんつぶれていくことが日本の将来にとって一番望ましい」と答えたことがある。新聞にはその部分はカットされたが、これは氏の本音。企業も人間も、今日のような激動の時代には変化対応能力が求められる。また『中央公論』（９５年１月号）では役所の指導下に入り、有形無形の規制を受けると独自の研究ができなくなるという。長く続いた組織は、長期的な視野から物事の本質をつかんでいる。 |
| （データ作成：1997年） |
