人名事典

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横路孝弘

(よこみち・たかひろ)
 一九四一年北海道生れ。東京大学法学部卒。弁護士となるが、父の死により六九年より衆議院議員。八三年より九五年まで北海道知事。

 社会党議員時代は右派の「政権構想研究会」「新しい流れの会」などで活躍。国会では、しばしば物議をかもす資料提出や爆弾質問で名高かった。最近の「第三極」模索のなかで、一時、新党党首の候補と目されたこともある。最初の北海道知事選では無党派層の支持を集め、「横路と勝手に連帯する若者連合(勝手連)」が登場して話題となった。「道民党」を標榜し、就任後は地域経済の活性化をはかり企業誘致に積極的に取り組む。

 八八年の「世界・食の祭典」では約九○億円の赤字を出して道議会で責任を追及された。現在、中央政界復帰をめざし、情勢次第では台風の目となる可能性もある。

 著書に『第3の極』(講談社、95年)がある。

(データ作成:1997年)