人名事典

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海野和男

(うんの・かずお)
1947年、東京で生まれる。昆虫を中心とする自然写真家。日本自然科学写真協会会長、日本昆虫協会理事、日本写真家協会などの会員。もの心ついたころから昆虫の魅力にとりつかれ、少年時代はチョウの採集や観察に明け暮れる。東京農工大学の日高敏隆研究室で昆虫行動学を学ぶ。大学時代に撮影した「スジグロシロチョウの交尾拒否行動」の写真が雑誌に掲載され、それを契機にフリーの写真家の道を歩む。アジアやアメリカの熱帯雨林地域で昆虫の擬態を長年にわたり撮影。1990年から長野県小諸市にアトリエを構え、身近な自然を記録する。1999年2月より、デジタルカメラで撮影した写真にコメントをつけて毎日更新する「小諸日記」をはじめる。『昆虫の擬態』(平凡社)で、1994年、日本写真協会年度賞受賞。

主な著作に『蝶の飛ぶ風景』(平凡社)、『大昆虫記』(データハウス)、『蛾蝶記』(福音館書店)などがある。NHKの教育番組「課外授業 ようこそ先輩」「人間講座」など、テレビでも活躍。
(データ作成:2015年)