人名事典

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田辺聖子

(たなべ・せいこ)
1928年(昭和3)、大阪生まれ。樟蔭女子専門学校国文科卒業。64年、『感傷旅行(センチメンタル・ジャーニィ)』で芥川賞、87年、『花衣ぬぐやまつわる…』で女流文学賞、93年、『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞、94年、菊池寛賞を受賞。95年、紫綬褒章を受章。98年、『道頓堀の雨に別れて以来なり』で読売文学賞、泉鏡花文学賞、井原西鶴賞特別賞を受賞。2000年、文化功労者に顕彰される。

『おかあさん疲れたよ』『姥ざかり』など多数の小説、エッセイとして『r男はころり女はごろり』、古典の現代語訳並びに古典案内として『新源氏物語』『田辺聖子の小倉百人一首』『田辺聖子の源氏がたり』など著書は250冊を超す。

06年には文学活動50年を期して編まれた『田辺聖子全集』全24巻・別巻1(集英社)が完結した。

近著に『残花亭日暦』(角川書店)『葉の恋』(世界文化社)『田辺写真館が見た“昭和”』(文藝春秋)『ひよこのひとりごと』(中央公論新杜)などがある。

(データ作成:2007年)