人名事典

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笠倉健司

(かさくら・けんじ)
公認会計士。有徳経営研究所株式会社代表取締役。1961年東京生まれ。開成中学・開成高校卒、早稲田大学政治経済学部入学後、深刻なノイローゼとなり、それをきっかけに臨済宗円覚寺系の人間禅道場で禅を学ぶ。やがて中国古典に関する関心が高まり、政経学部を中退し、早稲田大学第二文学部(東洋文化専修)に転部する。大学卒業後、高校や塾で国語科講師の仕事をしていたが、28歳のとき公認会計士試験にチャレンジすることとし、1992年31歳で公認会計士試験に合格。あずさ監査法人に入職し、上場企業の監査、株式公開、M&Aなど財務、会計の第一線で活躍する。2008年約15年間勤務したあずさ監査法人を退職し、アーク監査法人のパートナーに就任する。リーマンショック後の経済の混乱やグローバル化による会計基準の激変を現場で体験。その中で、禅や東洋哲学の価値を改めて認識する。2010年10月独立し、有徳経営研究所株式会社を設立。禅や論語など東洋思想をベースにした人間学の研究をしつつ、それを活かしたセミナーやコンサルティングを行っている。

著書に『ビジネス人生に活かす「論語」の知恵」(SMBCコンサルティング)、『ビジネス人生に効く「禅」の知恵』(SMBCコンサルティング)、『ビジネス禅』(税務経理協会)がある。
(データ作成:2018年)