人名事典

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藤島博文

(ふじしま・はくぶん)
1941年、徳島県生まれ。10歳のころより日本画を学び、徳島県立脇町高校在学中、県展に3年連続入選。武蔵野美術大学に合格するが、入学を断念。上京し、芸術院会員・金島桂華の内弟子として修業。その後、門を出てさまざまな職業を遍歴しながらも制作を続け、70年日春展、71年日展に初入選。73年より芸術院会員・文化勲章受章の高山辰雄に師事。83年「ドーベルマンと少女」で日展特選受賞。「新雪」で日春展日春賞受賞。89年「休日の駅」で日展特選を再度受賞。95年、2002年に日展審査員となる。2005年、唐詩選より「黄鶴之図」が内閣総理大臣官邸の正面玄関に飾られる。2009年、天皇陛下御即位二十年奉祝委員会の代表委員を委嘱され、奉祝画「平成鳳凰天来之図」を謹筆。「美意識による人づくり・町づくり・国づくり」を提唱し、文部科学省事業「学校への芸術家等派遣授業」の講師、医学界において美学と医学の接点についての講演、建築学界において美の国(アートアイランド)づくりについての講演、中国・台湾などの大学で日本美・東洋美を伝える講演など幅広く活動中。現在、日展会員。

著書に『美感革命』(致知出版社)がある。

(データ作成:2013年)