人名事典

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山田恵諦

(やまだ・えたい)
明治28年(1895)兵庫県に生まれる。5、6歳の時に母に連れられて聖徳太子の寺に詣で、修行者の姿に心をひかれ、仏教に憧れた、という。同37年延命寺において出家得度。延暦寺一山の戒光院住職堀恵慶師の弟子となり、「恵諦」の法名を賜る(数え年10歳)。大正9年天台宗西部大学卒業。昭和49年(78歳)、第253世天台座主に上任。「一隅を照らす運動」総裁就任。日本の全宗教が集う日本宗教代表者名誉議長を務め、昭和62年8月の比叡山宗教サミットを主催する。平成元年第6回庭野平和賞を受賞。同5年NHK「ゆく年くる年」において平安遷都1200年と延暦寺根本中堂落慶1200年の意義を訴える。平成6年2月22日遷化。行年百歳。著書に『傅教大師と法華経』『道心は国の宝』『慈覚大師』『己を忘れて他を利する』などがある。
(データ作成:2003年)