人名事典

>> 検索トップへ

岩坂泰信

(いわさか・やすのぶ)
1941年富山県生まれ。東京大学大学院博士課程修了(地球物理学専攻)。名古屋大学水圏科学研究所助教授などを経て同大学大学院環境学研究科教授。2004年に金沢大学自然計測応用研究センター教授に転出。同大学フロンティアサイエンス機構特任教授をへて、2012年より滋賀県立大学理事。名古屋大学名誉教授。日本エアロゾル学会会長(2000-2004年)、アジアエアロゾル研究評議会会長(2003-2005年)、2010年日本気象学会藤原賞受賞。文部科学省南極地域観測統合推進本部委員、環境省黄砂問題検討会座長等を務める。南極での極成層圏雲の観測はオゾンホールの機構解明に貢献。黄砂表面に着目した先駆的成果と、黄砂バイオエアロゾルの独自性ある野外観測は世界で高い評価を得ている。

著書に、『オゾンホール:南極から眺めた地球の大気環境』(裳華房)『環境学入門2 大気環境学』(岩波書店)『黄砂』(古今書院)『黄砂 その謎を追う』(紀伊國屋書店)などがある。

(データ作成:2012年)