人名事典

>> 検索トップへ

蓮池 薫

(はすいけ・かおる)
1957年、新潟県生まれ。新潟産業大学専任講師。翻訳家。中央大学法学部3年在学中の夏、新潟県柏崎市の実家に帰省していた時、「拉致」という国家による犯罪に巻き込まれ、北朝鮮で24年間、自由を奪われた生活を余儀なくされた。「日本から帰国した在日朝鮮人」という立場を生きながらも、ひそかにギターを奏でつつ「イムジン河」を歌い、表に出せない望郷の思いを募らせていた。2002年に帰国後は、中央大学に復学。2005年、初の翻訳書『孤将』(新潮社)を刊行。2008年3月、大学を卒業。現在、翻訳、大学専任講師と、多忙を極める生活をしている。

著書には、2008年に韓国を旅して自身の思いを綴り、2009年に第8回「新潮ドキュメント賞」を受賞した『半島へ、ふたたび』(新潮社)『蓮池流韓国語入門』(文春新書)『私が見た、「韓国歴史ドラマ」の舞台と今』(講談社)翻訳書に『ハル 哲学する犬』(ポプラ社)『私たちの幸せな時間』(新潮社)など多数。

(データ作成:2011年)