人名事典

>> 検索トップへ

金城清子

(きんじょう・きよこ)
 1938年、東京生まれ。1961年、東京大学法学部卒業。1968年、最高裁判所司法研修所修了、弁護士開業。1979年、ハーバード・ロー・スクール修士課程修了。1983年、東京家政大学教授。1989年、津田塾大学教授に就任。

 著書に『法女性学のすすめ』(有斐閣)、『家族という関係』(岩波書店)、『法の中の女性』(新潮社)、『生殖革命と人権─産むことに人権はあるのか─』(中央公論社)、『生命誕生をめぐるバイオエシックス─生命倫理と法─』(日本評論社)。

 生殖に関する権利、生殖医療、生命倫理に造詣が深い。生命倫理問題に対する一般の意識・関心を高めることに注力し、これからの技術の方向性を考える。難しい問題を扱いながら、その論旨は非常に明快で、一貫して女性の「生む権利」を提唱している。生殖技術に関する生命倫理を考える上で、決して落としてはならない視点・考え方であろう。

(データ作成:1997年)