LECTURE1 essay サムスン――国難から始まった急速な改革
《付》松下幸之助と李健熙(イ・ゴンヒ)――その驚くべき類似点
吉川良三(サムスン電子元常務)
日本の電機大手8社の営業利益の合計が、韓国サムスン電子1社のそれに及ばない――この差を生み出した考え方や戦略の違いを明瞭に分析。また、李健熙・サムスングループ会長が、実は松下幸之助の理念を学び、愚直に実践してきた可能性も浮かび上がる。
LECTURE2 interview とにかく行動、ダメなら修正――ハウステンボス“超速”黒字化のワケ
澤田秀雄(ハウステンボス社長、エイチ・アイ・エス会長)
開業以来18年連続赤字だったテーマパークが、社長交代後1年で黒字化した。打診からわずか半年後の社長就任時には“勝ち”を確信していた澤田氏。その理由は何か。経営の何を、どう変えたのか。澤田流“スピード”のコツは。めざす将来像は――。
LECTURE3 report 改革の王道は、「早く」よりも「速く」――長期プランを全速力で
大久保恒夫氏(セブン&アイ・フードシステムズ社長)の説くスピード再生術
取材・文 本誌編集部
ユニクロ、無印良品、成城石井など名だたる小売業の経営を一気に立て直した「改革請負人」。今度は外食業の経営に乗り出した。業界で“大久保マジック”と言われる改革手法は何なのか。その“種明かし”を披露する。
LECTURE4 report 窮地が会社を鍛える――絶えざる危機感が改革のバネ
池内計司氏(池内タオル社長)が語る絶体絶命からの復活
取材・文 本誌編集部
欧米のセレブも愛用する上質のタオルを製造販売する会社が四国の今治にある。中国製品に席捲され苦境にあえぐ国内タオル業界にあって、既存のタオルビジネスのモデルを打破し、果敢に攻める注目の経営者から学ぶ。
LECTURE5 essay イズムに徹してこそスピード改革は成る
吉越浩一郎(吉越事務所代表、トリンプ・インターナショナル・ジャパン元社長)
トリンプ・インターナショナル・ジャパンでかつて19年連続増収増益を達成させ、“社員に残業させない社長”として有名だった吉越浩一郎氏。スピード感あふれる経営風土をつくったからこそ為し得た、その経営手法の本質とは――。
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