日々の事業活動で絶えず問われる経営判断。“経営の源”となる普遍の経営理念とは何か。『松下幸之助塾』誌は、没後20年以上を経てなお注目を浴びつづける松下幸之助の経営哲学を基軸に、今求められるテーマを最新の事例をもとに検証する隔月刊誌。
7・8月号の特集は「理念をきわめる」。
経営理念なくしては、真に力強い事業活動の推進はむずかしい。では、理念があればそれが可能かといえば、必ずしもそうともいえない。高尚な理念がただの「絵に描いた餅」になっている例はたくさんあろう。理念に命を吹き込み、社員のモチベーションの向上と事業の発展に結びつけるためには、理念が社員に深く理解され、体にしみこむまでに「きわめる」ことが必要ではないか。
こうした問題意識に立った本特集では、会社として、また社員一人ひとりが企業理念を「我がもの」とするための考え方と方法を探った。
そのほか、世界的経営学者である野中郁次郎氏の松下幸之助論や、京都に拠点を置く計測機器の世界的企業である堀場製作所の人財論なども、ぜひお読みいただきたい。