暴力・パワハラのないスポーツ指導を目指して~実践!グッドコーチング

ハラスメントのないスポーツ指導を目指して。
現場で起こりうる事例から
指導者のあるべき姿を学べるガイドブック!

シリーズ発刊趣旨

 PHP研究所はスポーツ庁や日本スポーツ協会の協力の下、スポーツ指導者を対象とした暴力・パワハラ予防のためのテキスト『実践!グッドコーチング』および『実践!グッドコーチング ジュニア指導編』を発刊し、おかげさまで8万部以上のご活用をいただきました。
 第1弾・第2弾ではハラスメント事案を取り上げましたが、現場の指導者の方々より、「何がハラスメントになるかは理解したが、ではどのような指導法を推進していけばよいのか?」というお声を多くいただくようになりました。
 そこで第3弾では、スポーツ・コーチングの専門家である伊藤雅充・日本体育大学教授と土屋裕睦・大阪体育大学教授、そして10名の専門家から組織した「実践!グッドコーチング制作プロジェクト」にご協力をいただき、ハラスメントなく、プレーヤーの成長を支援するためのコーチングのノウハウを本書に取りまとめました。
 本テキストをガイドブックや研修の資料として、ぜひご活用ください。
 ※書店では販売しておりません。

『実践!グッドコーチング』 内容(目次)イメージ写真

実践!グッドコーチング制作プロジェクト・メンバー

  • 荒井 弘和 法政大学文学部教授
  • 黒岩 純 流通経済大学スポーツ健康科学部教授
  • 佐良土 茂樹 日本体育大学体育学部准教授
  • 相馬 浩隆 公益財団法人日本オリンピック委員会、JOC国際人養成アカデミーディレクター
  • 橋口 泰一 日本大学松戸歯学部准教授
  • 深見 英一郎 早稲田大学スポーツ科学学術院准教授
  • 古川 佑生 日本体育大学特別研究員
  • 本間 三和子 筑波大学体育系教授
  • 松井 陽子 独立行政法人日本スポーツ振興センターハイパフォーマンス戦略部開発課主任専門職
  • 山田 快  法政大学経済学部准教授

※50音順

最新刊『実践!グッドコーチング・レベルアップ編』内容・目次

『実践!グッドコーチング・レベルアップ編』

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『実践!グッドコーチング・レベルアップ編』  内容の試し読み1枚目
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第1部 理論編

  • 1)はじめに
  • 2)理想とするコーチ像を持っていますか?
  • 3)自身のコーチングを振り返っていますか?
  • 4)コーチング環境や対象を理解していますか?
  • 5)倫理的なコーチングを心がけていますか?
  • 6)プレーヤーの成長を支援できていますか?
  • 7)意見の対立があったらどうしていますか?

第2部 ケーススタディー編

  • 1)自身が受けた厳しい指導で大丈夫?
  • 2)あいさつや礼儀を大事にしたい
  • 3)チームの規律を守らせたい
  • 4)プレーヤーから意見されるのは恥ずかしい
  • 5)プレーヤーのミスを減らしたい
  • 6)審判にはしっかり判定してほしい
  • 7)プレーヤーの成長を見守りたい
  • 8)試合で勝つためのトレーニングをやらせたい
  • 9)規律や長幼の序を学ぶための伝統を守りたい
  • 10)指示どおりに動くプレーヤーを育てたい
  • 11)プレーヤーに最適なトレーニングを取り入れたい
  • 12)試合でのミスを少なくしたい
  • 13)プレーヤーが目指す試合・大会で良い結果を出したい
  • 14)他チームのコーチとはトラブルを起こしたくない
  • 15)セクハラには注意したい
  • 16)保護者からの要望をできるだけ聞き入れたい
  • 17)自分の指導に黙って従わせたい
  • 18)トレーニングメニューの作成や栄養サポートが難しい
  • 19)自分の私生活を犠牲にするのもやむを得ない
  • 20)コーチとして成長したい

好評既刊『実践!グッドコーチング・ジュニア指導編』 内容・目次

『実践!グッドコーチング』ジュニア編

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最新刊『実践!グッドコーチング・ジュニア指導編』  内容の試し読み
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第1部 基本編

  • グッドプレーヤー像・グッドコーチ像
  • プレーヤーズセンタードなコーチ
  • ハラスメントのないコーチング

第2部 ケーススタディー編

  • 1)練習中の不適切なプレーを注意せず注意しなかった
  • 2)口うるさい保護者に練習日・場所をSNSで伝えない
  • 3)「おい、〇〇」と、子どもたち同士で使っているあだ名で呼んだ
  • 4)集中力がないプレーヤーに「本当に聞いているのか」と怒鳴る
  • 5)「あいつはクズだ!」などと審判の悪口をSNSで発信した
  • 6)車でタバコを吸いながら子どもたちを送り迎え
  • 7)親戚の結婚式なのに練習を休ませない
  • 8)プレーヤーの顔めがけてボールを思いきり投げつけた
  • 9)保護者も容認しているから、ゲンコツくらいはいいだろう
  • 10)地域スポーツクラブの会費を一時的に借りた
  • 11)ほかのプレーヤーがいる中で、「今日は生理なのか?」と聞いた
  • 12)身体に触れてフォームを矯正した
  • 13)部活動の休養日なのに、こっそり練習
  • 14)寒空の中、「立って見てろ」と薄着のまま立たせた
  • 15)ハードトレーニングに対する保護者の批判に、過剰反応だと無視した
  • 16)不適切な慣習を変えようとしない
  • 17)他の部員の前で「外国人だからわからないよ」
  • 18)このポジションをやりたいと、あなたが言ったのよね?
  • 19)おれの言うことだけを聞いてやっていればいいんだ!
  • 20)キャプテンに部員を殴らせた
  • 21)ケガをしているのに、本人と保護者の要望で試合に出場させた
  • 22)本人の意向を無視して、進学の話を進めた
  • 23)重要な大会が近いので、授業より練習を優先させた

好評既刊『実践!グッドコーチング』 内容・目次

『実践!グッドコーチング』

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『実践!グッドコーチング』 内容の試し読み
『実践!グッドコーチング』 内容の試し読み

第1部 基本編

  • スポーツ指導者に求められる役割
  • パワーハラスメントとは?
  • パワーハラスメントを起こさないために
  • 日本スポーツ協会公認スポーツ指導者資格の概要

第2部 ケーススタディー編

  • 1)愛のムチとしてビンタをくらわした
  • 2)制限を設けずグラウンドを走らせ熱中症になった
  • 3)ルールを破った部員に丸刈りを命じた
  • 4)マッサージと称して部員の身体を触った
  • 5)先輩指導者の体罰をコーチとして見て見ぬふりをした
  • 6)ミスの連帯責任として全員に正座させた
  • 7)「負けたのはおまえのせいだ!」とキャプテンを罵倒した
  • 8)親がチームに協力的でないからと試合に出さない
  • 9)試合中にプレーヤーに対して汚い言葉で怒鳴る
  • 10)「どんなことをしてでも勝て!」とプレッシャーをかけた
  • 11)自分の方針に異を唱えた部員を仲間はずれにした
  • 12)学校にパワハラを訴えた保護者をうそつき呼ばわりした
  • 13)私的な用事を部員に言いつけた
  • 14)根拠のない高負荷な練習でプレーヤーにケガをさせた
  • 15)必要以上に体重を落とすように要求した
  • 16)プレーヤーの移籍を指導者が妨害した
  • 17)スキルがあるのに試合に出場させない
  • 18)試合で結果が出ないため、恋人と別れろと迫った
  • 19)入手した個人情報を知り合いに教えた
  • 20)プレーヤーの私的な写真をSNSに投稿した
  • 21)障がいがあるプレーヤーに自分の用具を運ぶよう指示した

推薦のことば

スポーツは自発的な運動の楽しみを基調とする人類共通の文化

公益財団法人日本スポーツ協会は、1964年の第18回オリンピック競技大会(東京)のレガシーのひとつとして、加盟団体等とともにスポーツ指導者の養成を開始し、スポーツ医・科学の知識を活かすとともに、暴力や暴言などあらゆる反倫理的行為を排除し、「スポーツを安全に、正しく、楽しく」指導することができる方を公認スポーツ指導者として認定しています。

残念ながら、昨今のスポーツ界において発生したスポーツ指導者(監督・コーチ)による不適切な指導の中には、公認スポーツ指導者も含まれており、当協会としては、その根絶に向け全力で取り組んでいるところです。

そのひとつとして、養成講習会のカリキュラムについて、これまでは知識・技能に関する内容の比重が多くなっていましたが、2019 年度からは、いわゆる「人間力」と称する「思考・判断(スポーツの意義と価値の理解、コーチングの理念・哲学等)」と、「態度・行動(対自分力、対他者力)」に関する内容の比重を増やしたカリキュラムを導入しています。

これは、スポーツは「自発的な運動の楽しみを基調とする人類共通の文化」であり、そのスポーツの「場」を構成するプレーヤー(選手、アスリートなど)と、プレーヤーを導き支えるスポーツ指導者、プレーヤーを取り巻くすべての関係者(アントラージュ)が、良好な環境を築くためには、スポーツ指導者の「人間力」が非常に重要となるからです。プレーヤーと指導者、保護者の間に信頼関係が存在し、指導者が適切な考えと方法を身につけていれば、暴力や暴言といった不適切な指導は行われないはずです。

グッドコーチングを目指すスポーツ指導者の皆さんは、本書をきっかけに、自身の思考や行動について問いを立て、答えを求め、考える習慣を身につけるとともに、失敗を恐れずに、少しずつでも改善に向けてチャレンジしていただくことを期待いたします。

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最新刊!『実践!グッドコーチング レベルアップ編』

最新刊!『実践!グッドコーチング レベルアップ編』

[ 制作協力 ]
スポーツ庁/日本スポーツ協会
[ 執筆協力 ]
伊藤雅充(日本体育大学教授)/土屋裕睦(大阪体育大学教授)/実践!グッドコーチング制作プロジェクト
[ 編者 ]
PHP研究所
[ 判型 ]
A5判
[ 仕様 ]
並製
[ ページ数 ]
64ページ
[ 発売日 ]
2022年9月
[ 価格 ]
770円(税込)
最新刊!『実践!グッドコーチング』ジュニア指導編

『実践!グッドコーチング』ジュニア指導編

[ 制作協力 ]
スポーツ庁/日本スポーツ協会
[ 法律監修 ]
日本スポーツ法学会
[ 執筆協力 ]
星野邦夫(経営倫理実践研究センター)/土屋裕睦(大阪体育大学教授)
[ 編者 ]
PHP研究所
[ 判型 ]
A5判
[ 仕様 ]
並製
[ ページ数 ]
64ページ
[ 発売日 ]
2020年9月
[ 価格 ]
770円(税込)
『実践!グッドコーチング』』

好評既刊『実践!グッドコーチング』

[ 制作協力 ]
スポーツ庁/日本スポーツ協会
[ 法律監修 ]
日本スポーツ法学会
[ 執筆協力 ]
星野邦夫(経営倫理実践研究センター)
[ 編者 ]
PHP研究所
[ 判型 ]
A5判
[ 仕様 ]
並製
[ ページ数 ]
64ページ
[ 発売日 ]
2019年6月
[ 価格 ]
770円(税込)

[お問合わせは]PHP研究所 第二事業本部

〒135-8137

東京都江東区豊洲5-6-52 NBF豊洲キャナルフロント

TEL.03-3520-9631  担当:茂原(もはら)

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