株式会社サンコー 代表取締役社長 角谷太基 様

 キッチン・バス・トイレなど、水まわりの生活用品やアイデアグッズの製造・販売で50年以上の歴史を持つ株式会社サンコー様。地域の学校への「PHP」贈呈活動を続けると同時に、社員さんのご家族にも配付されています。代表取締役社長の角谷太基様に、事業の志と地域への思いについてうかがいました。

「買う人」「作る人」「売る人」が幸せに

 サンコーという社名の由来は、「三つの幸せ」です。「買う人(お客様)」「作る人(協力会社)」「売る人(当社グループ)」の三者が幸せでないと事業の発展は望めません。 私は、2009年に先代のあとを引き継いで社長に就任しました。当社の長い歴史とどう向き合っていくか、何を変え、何を変えないのか、ずいぶん悩みました。京セラ名誉会長・稲盛和夫氏の盛和塾に入って「利他」という言葉に触れたとき、スッと心が晴れていくように思いました。
「そうだ。人として何が正しいか、だけで判断すればいいのだ」
 それは、子どもの頃に祖母からよく言われた「親切にしなさい」「人に喜ばれることをしなさい」という教えとまったく同じでした。人のためになることをしてこそ、自分もよりよく生きていけるのです。
 会社のあり方も同じです。まず世の中のお役立ちになることをする。お客様のため、地域のためになる事業をすることで、会社も存続していける。
 先代が大切にしていた言葉は「人の心に貯金する」です。まわりの人の幸せを願うことが、めぐりめぐって自分の無形の財産になる、という意味です。ここに当社の経営の原点があります。

お客様の声に愚直に応え続ける

 ここ和歌山県海南市は、地場産業として「ほうき」や「たわし」などの家庭日用品が作られてきた街です。 その中で当社は、大規模大量生産を目指すのではなく、日常生活で「あったら便利だな」「あれば使ってみたいな」と思えるような、ちょっとした工夫を施したニッチな商品を開発してきました。
 そのベースになっているのが、自社製品のパッケージに入れている「ボイスカード」というアンケートはがきです。ここには、製品を使ってみての感想や、暮らしの中のお困りごと、「あればいいな」と思う商品など、お客様に何でもご自由にお書きいただいています。
 私たちの商品開発は、このボイスカードを一枚一枚丹念に読み込むことから始まります。ここには、商品を使う立場からの本音や、生活者としての生の声がストレートに記されています。そこから、お客様は何に困っていらっしゃるのか、お客様のお役に立つためには何を作ればいいのかを読み取り、次の開発につなげていくのです。
 一日平均10通、20数年分のカードが社内に蓄積されています。これらの声に愚直に応えていくこと、それが当社の姿勢です。

 

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お客様の声に愚直に応え続けている商品

「PHP」を学校と社員さんの家族に贈る

 当社も海南市の地場産業の一角で商売をさせていただいている以上、何か地域に対して恩返ししたい、地域のためになることをしたいという思いから、「PHP」を地域の学校に贈呈しています。
 学校に贈呈する「PHP」には「特別版」として、この贈呈活動に協賛する企業・団体の一覧と、贈呈先の学校を取材して紹介するページが巻頭に入ります。学校紹介の記事(『PHP』贈呈先の学校に行ってまいりました!)を読むと、各校が素晴らしい教育理念を持って、日々生徒・児童のために尽力されていることが伝わってきます。
 当社では感謝と親しみを込めて社員のことを「社員さん」、パートのことを「パートさん」と呼んでいます。「PHP」は社員さんやパートさんのご家族にも送っているのですが、当社が地域貢献の一環として「PHP」を学校に贈呈していることを知ってもらうとともに、地域の教育者の方々の思いや活動を知る機会にもしてほしいという意味で、学校贈呈用の「特別版」を送付しています。
 この贈呈活動は大変好評で、贈呈先の学校から丁寧なお礼状をいただいています。

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「商品開発に心のサービスを付加します」と語る角谷社長様

「PHP」で地域に幸せを

 子どもの頃、何に触れるかはとても大切です。私たちの郷土には、素晴らしい自然や歴史、人物や産業があります。私は、教育の中でもっともっと郷土の素晴らしさを学ぶ機会を持つべきだと思っています。
 「いい考え方」に触れておくことも大事です。そのためには、さまざまな人と出会うこと、そして本を読むことです。なかでも「PHP」は、時間や場所を問わず、いつでもどこでも手軽に読める雑誌です。読んだときだけ役に立つのではありません。そのときはわからなくても、あとになってから大切だと気がつくこともあります。
 「PHP」は、大人でも子どもでも読めますし、誰が読んでも役に立つ内容です。子どもの頃から「いい言葉」「いい考え方」に接する機会を持ってほしい。「PHP」を通して、一人でも多くの方が幸せになってほしいと願っています。

■社員さんにもお話をうかがいました

 子育て真っ最中のとき、「PHP」の新聞広告を見て、テーマに興味を持ったときはよく書店で購入していました。子どもが成長し、「PHP」ともすっかりご無沙汰していましたが、今度は会社から送ってもらえることになり、なつかしい気持ちで毎号読んでいます。
 内容は、今も昔も変わらず、人として大切なこと、物事を前向きにとらえるヒントなど、私たちの心に寄り添った身近な記事ばかりです。軽くて気軽に持ち歩けるので、病院の待ち時間など、ちょっとしたすきま時間に読むのにもぴったりです。
 最近では、老眼の夫のために音読して夫婦の話題にしたり、子育て中の娘に参考になるのではないかと思って持ち帰らせたりしています。
 サンコーには、「社員さんが働けるのは家族のおかげ」という考え方があります。家族のことにも思いを馳せて、このような雑誌を送ってもらえることに感謝しています。

(サンコーテリア株式会社 企画開発室 秦野貴子さん)


インタビューにご協力くださいましたサンコー様、ありがとうございました。

※企業名、お役職は取材当時のものです。

【会社概要】

社  名  株式会社サンコー

設  立  1967年4月1日(創業:1962年3月1日)

業  種  日用雑貨・便利グッズの製造販売

代 表 者  代表取締役社長 角谷太基 様

従業員数  110名

所 在 地  和歌山県海南市

U R L  https://www.sanko-gp.co.jp/  

記事作成日:2019年8月26日

 

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