こころ相談室
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30万の返済 |
今年の2月より入社した会社での問題ですが、就職してまもなく専務からいきなり呼び出され「実は会社の集金を車内に放置して無くしたので力を貸して欲しい」と頼まれました。最初は何の事かよく理解出来なかったのですが、集金額の48万のうち30万を用立ててほしいという勝手な要望でした。
専務といっても社員10名ほどの小さな会社の、自分と同い年の35歳の男です。それゆえ情で訴えられて断るに断れず、結局社長に自分が給料の前借りをして30万を借金することでその場は納めました。もちろん借用書も用意して毎月16日に3万を支払う約束を一筆書いてもらい、自分は月々3万ずつ給料から天引きされる形で社長に返済することで実質的に被害のない形をとりました。 自分と社長とは前のバイトで知り合いその縁で就職した事情があるため、快く金を貸して貰えたのですが、それ故に嘘をついている事が心苦しく、また専務についても果たして何処まで本当のことなのか今更疑わしく思えてきて今回このような形で相談しました。この話は1ヶ月前のことで既に16日を過ぎているのですが案の定、専務はのらりくらりと言い訳をして返済日を延ばし未だ1円も返して貰っていません。 立場上余り強く言えない状況ですが、今後どうしたら一番の解決策になるのでしょうか?またこの状況で法的に自分も含めて問題があるのであれば教えていただきたいと思うのですが、どうか宜しくお願いします。 |
回 答 |
法的なレベルのことは専門外になりますのでご容赦ください。常識的に考えればあなたが返済を迫ることには何の問題もないと思いますが。
さて、この専務ですが、借りる時点で相当怪しい感じですね。しかし、情に訴えられ、さほどに疑いもせずにお金を貸したあなたのパーソナリティはとても好感が持てます。ただし、今後このようなことがある場合にはすぐに返答はせずに誰かに相談してからのほうがいいでしょう。 返済に関してですが、返済する気があまりない、あるいは誠意が見られないならば、「きちんと返済してもらえないのならばこちらにも考えがある」くらいのことは言っておいたほうがいいでしょう。(もっともあなたが返済してもらわなくても構わないという気があれば別ですが)。 その場合、おそらく「社長に事情を説明する」というのが効果的でしょう。これは専務にとって効果的なことはもちろんですが、あなたを守ることでもあると思います。いくら「快く貸してもらえた」とは言っても、実際社長がどう思っているのかは何とも言えないのではないでしょうか。もちろんあなたを信頼してのことであるのは確かですが、だからといって、給料の前借りをすることであなたの信頼がアップするはずはありませんからね。 普通に考えれば、あなたは自分の信頼度という点で不利なことをしているわけです。ですから、専務が踏み倒しを続けるようなら、設けて社長にありのままを言うこと。そうすればあなたが前借りをしなければならなかった理由が社長にも理解できますからね。そういう意味で二段構えの方法だと思います。
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