夫（33歳）の女癖に困っています。
妹を甘やかせていたお兄ちゃんのせいか、とにかくどんな女性に優しいのです。それが高じて、相談相手に好かれたり、物を貰ったりと今まで知らないところであったようです。本人もおせっかいやきで、ちょっかいを出すのが好きなようで、今回は職場の24歳の女の子と毎日メールをしたり、私の知らないところで会っていたりしていたようです。

勝手にメールを見られてプライバシーの侵害だと夫は私に不信感を持つようになりました。夫婦生活も無くなり、一度は止めたと言っていたメールも隠れて続けていました。私はショックで鬱病になってしまいました。

そこで夫の両親にお願いしたのですが、怒られても本人は「浮気じゃない」「（私を）まだ愛している」と言っていたそうです。本人に浮気の自覚が無いのです。

私は鬱病の薬も手伝って生理が止まってしまい、治療中ですが、子供を作るべきか、離婚すべきなのか迷って先が見えません。夫をまだ愛しても居るのですが、不信感も消えませんし、おそらく夫のこの女癖は一生治らないものだと皆が言います。私もそう思います。専業主婦を8年してきて、私には実家も両親もありません。この先どうしたらいいのか私には全く解らなくなりました。

是非とも私のこれからを、何をどこから考えるべきなのか、どちらを取るべきなのか、何をすべきなのか、お教え頂きたいです。よろしくお願いします。
（32歳・女性・主婦）

　これはたいへんに難しいところですね。
　何をどうすべきなのかは私にはわかりません。結局、どうするべきかではなく、どうしたいのかという線でとりあえず考えるしかないでしょう。それができるかどうかはともかく、要するに、あなたが望んでいることは何かです。

　おそらくご主人がもっと自分を振り向いて、子どもをつくって円満な家庭生活を送りたいのだと思います。それができそうもないから、「離婚すべきなのか」とも考えてしまうわけですが、決して「離婚したい」のではないですよね。まずは、自分が望んでいることを最優先することがいいと思います。

　ただし、かなりの妥協と覚悟が要りますね。「女癖は一生治らない」そういう夫とずっとやっていくことを覚悟しなければなりません。しかし、それでもかたちだけは家庭を維持することができる。実家も両親もないあなたの生活は保障される。

　一方、何の寄る辺もないあなたが一人で生きていくことも相当大変です。働き口はあるかどうか、一人の淋しさに耐えられるかどうか。しかし、慰謝料はある程度もらえるし、まだ若いのだからまた恋愛もできる。

　以上のように、結婚生活を続けることの益と害、離婚することの益と害を細かいところまで書き出してみるようなやり方をしてみてもいいですね。そうやって書き出したものを見ると冷静に考えるヒントになるでしょう。

　とにかく、現時点では、どちらを選ぶにしても不安が一杯でしょう。ほとんど五分五分に近いでしょうか。ですから、こういう時点で結論を出すことはありません。したがって、離婚することも、子どもをつくることも、どちらも危険だと思いますね。いずれ、天秤がどちらかに傾いていって、あなたの中で結論が出しやすくなるときがくると思います。

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