こころ相談室
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営業職を希望したのに・・ |
私は今年の3月に大学院を卒業し、4月から新社会人として就職し、工場勤務をしております。
私は、社会的貢献度の高い企業を志望していましたが、これらの会社にうかることはなく、妥協までとはいかないまでも営業職を希望し、今の会社で働くこととなりました。しかし、会社の製品がどの様なものか覚えるため、数年、工場勤務につくこととなりました。最初は、営業職になるためには避けて通れぬ道と思い望みました。しかし、ここでの仕事はライン作業の日々で、黙々と製品を作っていくものでした。 営業職を目指していたものとしては、このライン作業は苦痛以外の何ものでもなく、自分自身が消費されていく感覚に襲われます。さらに、夜勤もある上に、ラインのため定時で帰ることはできず、残業の日々です。このため、初日から営業職になる前に自分自身がつぶれてしまうのではないかと思う毎日です。 このまま、いやいや続けても何の芽も出ないのではないかと思い、転職を考える日々でもあります。自分としては、早めに見切りをつけ、自分自身が目指す職種に専念できる仕事に転職したいと思いつつも、何とかたえて、じっくりと見極めたいという気持ちもあります。 また、この仕事先はコンサルティング会社に紹介していただいたこともあり辞めにくいということもあるとともに、もしかしたら、あつかましいながらも新しく紹介してくれるのではないかと安易な考えも持ち合わせているのも事実です。 不誠実な上に情けないこととわかっておりますが、どうすればいいのかまったくわかりません。 よろしければ、何かヒントらしきものでもいただけないでしょうか。 (25歳・男性・工場勤務) |
回 答 |
これはメーカーでは必ず通る道であると聞きます。私もカウンセリングでこういう体験談を数多く聞いています。その意図や意義はおわかりだと思いますが、それでもつらいことはつらいのでしょう。この私も実は就職して1週間で辞めようと思いました。当時は「どうしても務まらないと思ったら辞めるのもしかたない」と親に言われました。私も情けない人間ですから、あなたの気持ちはわかりますね。
そんなにつらければ辞めるのもいいと思いますが、しかし、だいたい誰に聞いても、3ヶ月とか3年はやってみないと何にもならないとは言うでしょう。仕事というのは、何よりも慣れることが大事ですからね。それにあなたの場合は、永遠にそこにいるわけではないのですから、けっこう気楽なほうではないかと思います。 一番問題と思われるのは、いまの状態を人に話したり相談しないことでしょう。できれば社内の先輩とか上司にいまの気持ちを話すのがいいでしょう。 それから、最初の頃にこういう思いをしているのはいいと思います。最初につらい思いをすると後が楽になります。 |
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