４２歳で結婚１６年目の夫婦、子供はおりません。主人への不信感をどうコントロールしたら良いのか悩んでいます。主人とは７年間付き合って結婚をしましが、結婚前から、仕事が忙しくて会えないと私に言っておきながら、他の女性とデートをしたりしていました。彼の部屋でいろいろ証拠物件を探すようになったのも、今思えばその頃から始まっています。悲しいことに、結婚前も後も、女性といったとしか思えないレストランのレシートや女性からの手紙や写真を必ず、見つけてしまうのです。私も我慢のできない性格で、見つけてはすぐに、”これはなんなの？”の問いただしてきました。それでも嘘をつかれたり、逆切れされたりすることがほとんどで、何の解決にもなっていませが。

主人は性格がきつく頭の良い人ですが、いわゆる外面の良い人で、誰もが彼を優しく、楽しく人と思います。その分、私には厳しく心を傷つけられてきましたが、ふとした優しさを感じさせる行動や言葉をかけられるたび、この人を愛していると思い直し今まできました。つい先日、彼の仕事が休みの日、私は彼が休みであることを知りませんでしたし、主人もそれを隠すためいつものように出勤し、その後新幹線乗って女性と桜を見に行ったようです。今では、彼が不審な行動をとると直感でわかってしまうことが多く、デジカメをチェックするとやはり女性と桜の写真が写っていました。直ぐに、大騒ぎをして問いただすと、本当か嘘かわからないような言い訳をしながら、ついには逆切れされました。

仕事でストレスを感じ、家庭で安らげずストレスを感じ、私の知らない時間を一人で自由に使うことで、癒されると言いました。主人は一人っ子で、確かにコントロールされたり詮索されるのがいやな人ですが、好きなときに好きなものを食べ、好きなところに行きたい、その自由を得るためなら私を失っても構わない、もう離婚だ。と、怒鳴りつける始末です。

彼は、彼の世界に私が入り込むことを極端に嫌います。今思えばそれは昔からです。”僕の世界”を強く主張します。私は、私の世界も主人の世界も共有するのが夫婦だと思っています。べったりしたいという意味ではありません。数年前にも似たようなことがありました。ネットで意気投合した男の人に招待され、遠く鳥取まで、出張と嘘をついて出かけてきました。その頃も仕事が忙しい時期で立場的にも苦しんでいたことは知っていましたが、いつも悲しいのは、私と出かけたのでは気分転換にならないの？？？私に隠してすることがそんなに楽しいの？と思うのです。主人にとって、私との旅行は、日常とかわらず、結局はサービスなのだそうです。

今回の桜事件の前に、突然主人が私の職場にe-mailを送ってきて、ゴールデンウィークに泊まるホテルの予約を知らせてきました。私は仕事が忙しいのにどこかに行きたい私に気を使ってくれたのだと思い、とても嬉しく有難うのメールを送り返しました。今思うと桜事件の計画を既に立てていてそのやましい思いが彼にそんなことをさせたのです。ああ、悲しい。私は、離婚などせず、彼と穏やかに暮らしていきたいのでですが、この悲しい思いをコントロールできずにおります。最近では、私も自分の世界を持ち、もっと自分に会う相手をしっかり見つけた上で、彼がいつかまた離婚を切り出したときの準備をすべきかなと思ったりと、悶々としています。私は、姉妹の中で育ち、両親も仲の良い家庭で育ったせいか、男性の考え方があまり理解できません。私の行動、考え方、男性から判断して改善すべきところもありますでしょうか？
　
（42歳・女性・公務員）

　あなたの行動や考え方で改善すべき点ですが、たとえ夫婦であっても、部屋を物色したりとかは、プライバシーの侵害に当たりますので注意してください。その点だけでしょうか。それ以外は別にないと思います。

　総じて、このような夫婦問題は難しいですね。しかし、それでも１６年間夫婦でいるという事実は大きいと思います。これはあなたばかりでなく、ご主人も努力している証拠ではないかと思います。

　しかし、長く一緒にいると、最初の頃には相手のいいところが見えているのに、それが見えなくなってくるものです。あなたに対して気遣っているところがあるにしても、だんだんそれが当たり前のようになってしまうわけで、それに対する感謝の気持ちを忘れるようになります。もちろんそれはお互い様なわけですが、自分の問題として考えるとき、まずはそのようなことを考えていただきたいですね。

　相手の心や気持ちを変えよう変えようと思ってかわるものではありません。悪いのは浮気をしているご主人に違いありませんが、それを改めさせようと一生懸命になればなるほど相手の気持ちは離れていく、そういうことがままあります。相手を変えるには自分から変わっていくこと、これが対人関係の基本です。

　浮気をし、逆ギレもするようなご主人ですが、このような相談で自分のことを振り返ろうとするあなたの姿勢はたいへんに立派だと思いました。だからこそ、１６年も夫婦でいるのでしょう。そして、あなたならこれからもできるはずです。

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