こころ相談室
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自分に自信がなくなってしまった |
人生、仕事、結婚、ひととの関わり方全般に悩んでいます。
私は、国立大学の博士過程をでて、現在、筑波のほうで研究職をしています。 すでに研究職について7年になります。はじめの4年ぐらいは昼夜をとわずがんばってきましたが、成果があがらず、能力の限界を感じています。 以前は自分に自信がありましたが、現在では自分の能力に自信がもてず、仕事にやる気がでません。 一方、研究一辺倒の生活だったため、私生活でも友人もなく独身で意中の女性もありません。 ここ2、3年お見合いを何度もしましたが、私の学歴や仕事をみて、多くの女性が会ってくれるものの、うまくいきません。原因は私のこころにあるように思います。 原因は2つで、ひとつは自信喪失による無気力感がぬけず女性から見て「気力がなく、愉しみもないひと」にうつること、もうひとつは、「永年、遊ぶこともせず研究一辺倒だったことやもともと人と深く関われない性格のため、女性といっしょに時間をもっても、ほとんど笑顔をつくれず、また相手の女性に思いやりの気持ちがもてない、また話題もない」ことだと思います。 このままでは、仕事も期待できませんし、家庭をもつことも難しいように思います。 仕事で上向きにするには気力をだしてがんばらないといけないことはわかりますが、今まで休日もなくがんばっても現状ですから、うまくいくにはそれ以上にがんばらないといけないのです。 しかし、そうなると、よけいに自分は結婚から遠ざかるように思いますし、また、休日は同僚は家族サービスで休みの人も多いので、人の少ない休日の職場でひとりで妻子もない自分が仕事をするなど精神的に耐えられません。 そういうことで、休日はカウンセラーに相談にいったり、あるいは人と接する機会をつくろうとパソコンスクールにいったりしていました。 パソコンスクールなどで、主婦や社会人の数人のひととグループではなす時は、私はふつうに会話することはできます。 しかし、お見合いなどで女性と2人になったときには、自分が楽しい雰囲気をリードして作ることができません。男としての自分に自信がもてず「相手の女性は自分をすきではないんではないか」ということを雰囲気で感じてしまうと、もう楽しく話せないのです。 私のばあい、昔から、男同士のつきあいでも、3、4人のグループでは楽しい時間をすごせる(そう言う場合は他の人の話を聞いているような立場で)のに、2人になるとなにか息がつまる感じで、その結果、親友はできませんでした。 そんなこんなで、最近は、仕事も9時5時で終わりという研究者としてはありえないような無気力な毎日で、休日などもなにもせず家で「なにをしたらいいんだろう」と一人でなやみながらもごろごろしています。 ふつうの大学を出て、ふつうに仕事をし、家庭を築いている周囲のひとをみると、これまで学業をがんばってきた自分の人生がなんだったのかわからなくなります。 しかし36という年令から、これからは転職や結婚もますます難しくなっていく気がして、今、どうしたらいいかわかりません。 なにかアドバイスをいただけないでしょうか? (36歳・男性・理工系研究職) |
回 答 |
仕事のことに焦点を絞りますね。
休日もなくがんばっての現状ということですから、考え方としては簡単で、そのスタイルに修正を加えることでしょう。よく探し物をしているときに、一生懸命探しているときには全然見つからないのに、そんな気もないときにふと目に入ってくることがあるでしょう? 没頭するからこそ見えてこないことが多い。そもそも問題の立て方、仮説の立て方が間違っていたということもよくありますね。 「プロジェクトX」なんかを見るとそういう発明が多いですよね。自動改札機を発明した人のひとりは、家庭も顧みずに仕事に明け暮れ、しかしどうしようもなく行き詰まる。そこで、何年ぶりかで好きな釣りにしに行った。そして釣りをしているときにふと木の葉が流れる様を見ていて、切符をまっすぐに通すにはどうしたらいいのかわかったのです。 最近では9時―5時生活でごろごろしているということですが、それもひとつの変化と言えるでしょう。今までとは違うスタイルを取り入れているということになりますからね。無為に過ごすというのも今のあなたには必要なことなのかもしれませんよ。 36歳という年齢なら、何ごともまだまだこれから。私はあなたくらいの年でやっと人から借金しないで生活できるようになりました。 それから、私だったらですが、そこまで行き詰まったとしたら、大学時代の恩師に相談に行くような気がします。今までしたことはありませんが。 |
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