忘れられた叡智
発売日
2010年08月18日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-79179-1

忘れられた叡智
詩的寓話 目に見えない資本主義

著者 田坂広志著 《シンクタンク・ソフィアバンク代表》
主な著作 仕事の思想』(PHP研究所)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 人々が野蛮な資本主義の下で暮らしていた頃。グロバリア国のジャポニア村で何が起こったか? 資本主義の未来が見える詩的寓話。



 遠い昔、21世紀の初頭――。グロバリアという王国で、人々が「野蛮な資本主義」というシステムの下に暮らしていた頃。ある日、サブプリモというアメリア村の商人によって、大量の偽商品が販売され、王国全体が深刻な経済危機とパニックに陥った。ジャポニア村の智恵子と賢治は、破産によって悲しみのどん底にあえぐ両親を可哀想に思い、この危機を繰り返さないためにはどうしたらよいか、ジャポニアの村長や名高い経済学者、さらに森の聖人に教えを請いに行く。最後に、智恵子と賢治が見い出した叡智は、まるで予期していなかったものであり、同時に、深く、腑に落ちるものだった――。

 2010年5月の「TEDx Tokyo」で著者が英語で朗読を行い、大きな反響のあった「目に見えない資本主義 詩的寓話」を、新たに日本語と英語の両方で読める書籍として編集。この国の復活と資本主義の成熟を祈りつつ発刊する。