恋愛相談室

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恋の悩み、あなたは誰に相談していますか? 「ちいさな恋の相談室」では、恋愛に関するさまざまなご相談を、井上香織先生が温かく受けとめてくださいます。 どんなささいな恋の悩みでも結構ですので、気軽にご相談ください。




井上香織先生
井上香織先生
青山学院大学文学部教育学科卒。学生時代にはシンガーソングライターとして、アルバム『めざめの刻に』他を発表。また、ラジオのDJ、作詞、詩集『サイレント・レター』(サンリオ)も。大学卒業後は私立高校で英語教師として勤務するかたわら著作活動を続ける。
著書は『25歳の辞表』(徳間書店)、『オードリー・ヘプバーンの恋愛講義』(河出書房新社)、『MON CHERI』(KKベストセラーズ)、『放課後』『恋愛歌』『“あなた”からの卒業』(講談社)、『それでもあなたに逢いたくて』『それでもあなたが好きだから』『淋しいのはあなただけじゃない』(大和書房)他多数。
―――現在は教職を辞し、小説『さよならの向こう側』(KKベストセラーズ)、『やさしい旋律〜BlueDestiny』(スターツ出版、幻冬舎文庫)等、新たな作品を発表し続けている。苛酷な運命にくじけそうになりながら、ひたむきに明日に向かおうとするヒロインの姿を繊細に描いた書き下ろし純愛小説『蜃気楼の彼方に』(幻冬舎)が好評発売中。
井上香織オフィシャル・サイト http://kaori-inoue.blogzine.jp/



好きな人と結ばれない悲恋
私は今までの人生で、男性と一メートルも歩いた事がありません。

そんな私が、恋をしました。

相手の方は、年下ですが、そんなに離れてはいないと思います。

相手の方は、今はどうか分かりませんが、ずっとお見合いをなさっているようで、ずっと、結婚していないという事は、上手くいってないんだと思います。

その人が、好きで好きでたまりません。

その人が、他の人とお見合いすると思うと、胸が張り裂けそうです。

私は一度、お見合いをしようと思った事があります。

その意図を知ると、相手の方のお母さんは私を急に無視するようになりました。

親しく話していたのに、目も合わせて貰えません。

不埒な女と思っているのでしょうか?

でも、私は諦めています。

その人が、結婚するまで、他の男性とのお付き合いも結婚もしないつもりです。

その人とのお見合いは切り出す勇気はありません。

いいんです。

諦めているんです。

母も私の結婚は受け入れられないようです。

でも、涙が止まりません。

美しい恋を、美しいままに、私はその男性が結婚をすれば、次に滞りなく進む相手を愛していける自信があります。

諦めている……。

ただ、涙が出ます。

その人の事を思うだけで、毎日泣いています。

返事はいりません。

ただ、一言励ましの言葉を下さい。

私の心の叫びを誰かに聞いて貰いたくて、メールしました。

「私はその人が世界一好きです……。今までも、これからも、永遠に……愛しています……。」

(37・女性・パート)

回 答
なぜ、彼との結婚をあきらめなければならないのか。

詳しい状況がよくわかりませんが、悲嘆にくれてばかりいないで、ひとつひとつのことを、冷静に考えてみましょう。

あなたと彼の実家はご近所なのかしら?

「今度、お見合いをしてみるつもり」と、あなたが(あるいは、あなたの身近な方が)言った一言が、彼のお母様に伝わり、それ以降、彼女が冷たくなったというのが事実であるならば。

かねてから、「気持ちのやさしいお嬢さんだし、うちの息子の嫁にきてもらえたら……」とひそかに思っていたお母様は、あなたの見合い話を耳にし、裏切られたような気持ちになった。ということは考えられませんか?

これはたんなる私の推測にすぎませんが。

あなたと彼はどこかでボタンをかけちがえてしまったような気がします。

とはいえ、最大の難関は、あなたと彼がまだそれほど親しくないということ。

いつになるかもわからない彼の結婚を見送ったあと、ほかの男性と家庭を築く自信があるとあなたは書いていましたが。

仮にあなたの言葉通り、ふたり別々の道を歩むことになったとしても。

こんなにも深い彼への想いをそう簡単に吹っ切ることができるとは思えません。

また、心の奥底に彼への想いを秘め、どこか上の空なあなたを妻に迎えた相手の男性がかわいそうな気がします。

2月に入り、街にはバレンタインの文字が躍る季節になりましたね。

勇気をだしてチョコレートを贈ってみるのもいいかもしれません。

いい歳をして、そんな少女じみたこと、できないとあなたは力なく首を横に振ることでしょう。

でも、胸にしまい込んでいるだけでは、明るい光は見えてきません。

バレンタインが無理なら、彼に対する一途な気持ちをどなたか身近な方に打ち明けてみたら、いかがですか?

行動を起こすことによって、今よりもさらに深い悲しみにうちひしがれることになるかもしれませんが。

あとで後悔することのないように、自分の気持ちに正直な選択をしてくださいね。

『世界一好きです……。今までも、これからも、永遠に……愛しています……』というあなたの心の叫びが、彼に届くことを祈っています。

こんなご相談いただきました

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