電子出版の未来図
発売日
2010年12月15日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-79353-5

電子出版の未来図

著者 立入勝義著 《SAKURA Internet USA,Inc社長》
税込価格 792円(本体価格720円)
内容 「iPad」「Kindle」の普及で出版事業はどう変わるか。アメリカ在住IT起業家が、電子書籍のビジネスモデルのあり方を見通す。



 2010年は「電子出版元年」といわれた。出版業界は右往左往したが、まだ先行きが見通せないでいる。市場規模2兆円に届かないほどの業界かもしれないが、ライターやカメラマンから組版会社、印刷会社、取次、書店と従事する人の職種は幅広い。

 では、電子書籍リーダーで紙の本はなくなるのか。出版社や編集者はもういらないのか。2011年はどの方向に進んでいくのか。

 そんな疑問に答えるのが、米国在住の若きIT起業家。著者は、日本に先駆けて米国で起業し、いち早く電子出版を始め、自らの体験的電子出版論で日本の未来図を描き出す。詳しくは本文に譲るとして、その将来像を「ソーシャル・メディア」というキーワードで説明する。

 タイトルを「電子書籍」ではなく「電子出版」としたのは、ビジネス(出版業)に重きを置いたから。出版業界はもちろんのこと、IT業界、クリエイターたちに読んでもらいたい1冊である。