ほんとうはすごい!日本の産業力
発売日
2011年09月12日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-79704-5

ほんとうはすごい!日本の産業力

著者 伊藤洋一著 《住信基礎研究所主席研究員》
主な著作 『日本力』(講談社)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 大災害の余波と多額の累積債務を抱える日本。最大のピンチをチャンスに変える「新・日本力」の源泉を、金融・企業の両面から考える。



 政権の混乱、アメリカの格付け会社による国債の格下げ、円高による利益圧迫。一見して何もいいことがなさそうな日本経済である。だが、日本が他の国家破綻を懸念されているPIIGS(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン)とはまったく違うことがある。それは「産業力」の有無である。日本には、爆発的な輸出が期待される国産小型ジェット旅客機やロケット打ち上げ技術、光触媒など、ニュータイプの技術の「宝」が次々と生まれている。これだけ広い産業のすそ野をもった国を、投資家がみすみす捨てるわけがないだろう。著者は金融・製造業の両方に関する洞察力をもっており、グローバルかつあくまでフェアな視点から、総合的に見て「日本の強さと弱さ」を明らかにする。また、本書はいまさら人に聞けないインターネットや新聞の活用法、情報を「読み取る技術」も満載されており、正しく経済を見る眼を養うために有効な一冊となっている。