まさか発達障害だったなんて
発売日
2014年09月12日
判 型
新書判並製
ISBN
978-4-569-80948-9

まさか発達障害だったなんて
「困った人」と呼ばれつづけて

著者 星野仁彦≪心療内科医≫/さかもと未明≪作家、漫画家≫著
主な著作 <星野・主な著作>『発達障害に気づかない大人たち』(祥伝社新書)
税込価格 880円(本体価格800円)
内容 「あなたはアスペルガーです」――なぜ大人になるまで気づかなかったのか? この病気の本質と治療法を患者と医師が互いに語る。



 大人になって発達障害と宣告された本人と、宣告した専門医。もっと早く医者に診せていたら……。

 本人による幼少期から今日までの独白、それを聞いて病名を下した医師の見立てを紙上で再現した本書は、数ある類書とは一線を画す。幼少期からのさまざまなエピソード、診断の経緯、なぜここまで発達障害は見過ごされてきたのか、そして今後の処方箋。当事者2人が、発達障害の真実を語った。

 人の話を聞かない、急に感情的になる、約束を守らない――「変わった子」といじめられて育ち、その原因に気づかないまま職場や家庭の「困った人」に。さかもと氏もそうだった。「甘え」だと家族に否認されてきた彼女は、最近、発達障害の専門医である星野氏と出会い、ADHDを合併したアスペルガーと診断された。悩み抜いた者にとって、それは驚きであり福音だった。

 発達障害は「治せる」。心の病をタブー視する社会の空気を変え、苦しむ人たちの救いとならんことを。