美智子さま御歌 千年の后
発売日
2017年06月01日
判 型
A5判上製
ISBN
978-4-569-83608-9

美智子さま御歌 千年の后

著者 秦澄美枝著 《日本文学家、日本文学博士 Ph.D》
主な著作 昭和天皇 御製にたどるご生涯』(PHP研究所)
税込価格 3,080円(本体価格2,800円)
内容 ご成婚以来の「皇后陛下御歌」から、最もお気持ちの表れた御作を厳選、釈をほどこしつつ、皇后陛下美智子さまの魂の世界を描く。



 今上天皇の譲位問題に関連し、「象徴天皇」という在り方についての論議も盛んに行われている。2016年8月8日の「お言葉」は、今上天皇自らが、今後の皇室について自らのお考えの一端を発露された、異例のものであった。通常、天皇・皇后両陛下が、自らのお気持ちや考えを託して発するのは、御製・御歌という和歌の形である。そこで本書では、皇后陛下の御歌について、ご成婚以来現在までの御作の背景、および、和歌という文学で言えば「古典文学」にあたる表現形式の決まりごとを詳細に読み取りながら、本当のお考え、お気持ちを考えてゆく。「象徴皇后」として、皇后陛下美智子様が辿ってこられた御心の歴史が生き生きと表現される、必読の書である。