イチローと村上春樹は、いつビートルズを聴いたのか
発売日
2009年10月28日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-77281-3

イチローと村上春樹は、いつビートルズを聴いたのか
サブカルチャーから見た戦後日本

著者 西村幸祐著 《(西村)ジャーナリスト、(杉原)評論家》
杉原志啓
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 文学、音楽、映画、アニメ……サブカルチャーは、時代を映し出す鏡のようなもの。その大衆文化をテーマに、戦後日本の精神史を辿る。



 映画、雑誌、テレビ、スポーツ、アニメ・漫画……いわゆるサブカルチャーは、時代を映し出す鏡のようなものであり、20世紀後半からの重要な大衆文化として位置づけられる。にもかかわらず、わが国の知識人のあいだでは、時代を語るうえでの適切な題材として扱われることが少なかった。

 そこで本書における対談では、両論客が、その大衆文化を通じて戦後日本の「精神史」を辿るとともに、日本の「文化力」を再考する。アカデミズムとジャーナリズムを超える、知的刺激に満ちたダイアローグ。

 【構成】◎プロローグ(西村幸祐)/◎第一章 戦後史の中の村上春樹/◎第二章 『ビートルズの優しい夜』が予言したもの/◎第三章 スクリーンから時代を透視する/◎第四章 雑誌メディアの繁栄と衰退/◎第五章 「テレビ」という名の病/◎第六章 日本人はスポーツに何を見たか/◎第七章 アニメと漫画は「日本的」なものなのか/◎エピローグ(杉原志啓)