日本経済「常識」の非常識
発売日
2010年03月23日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-77756-6

日本経済「常識」の非常識
デフレ時代に知っておくべきこと

著者 上野泰也著 《みずほ証券チーフマーケットエコノミスト》
主な著作 『デフレは終わらない』(東洋経済新報社)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 物価とともに雇用や消費が下がるデフレは、まだ続く。「290円弁当」に見る経済格差など、身近な現象から新時代の常識を読み解く。



 「高齢化社会では富裕層がターゲット」、「これからのマーケットは中国市場」、「ヘッジファンドの投機が市場を破壊する」、「米国流の金融覇権主義と市場原理主義はいまや崩壊した」……。新聞や雑誌の語るもっともらしい理屈が、私たちの社会生活に浸透している。だが、「マスコミが画一的に報じる経済問題の『常識』は、本当に正しいのか。じつは、それは合理的に考えてみると『非常識』ではないのだろうか。さまざまなテーマについて、身近な経済指標やエピソードを交えながら、わかりやすく解説するよう心がけたつもりである。サラリーマンや経営者層のみならず、主婦や学生など、幅広い方に読んでいただければ、と願っている」(本書「はじめに」より)。本書を読み解くキーワードは「デフレ」。人口減少で「お金を使う人」の数が減少するなか、どうすれば企業の利益と賃金は上がるのか。6年連続人気ランキング1位のエコノミストが記す、真摯な考察の書。