女子の心得
発売日
2010年04月26日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-77457-2

女子の心得
社会に出る前に知っておくべきこと

著者 菅野覚明著 《東京大学大学院教授》
主な著作 『武士道の逆襲』『神道の逆襲』(以上講談社)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 日本は古くより、女性の存在によって安寧が保たれていた。歴史的背景を探りつつ、フェミニズムでは説明できない「女性のちから」を解明。



 おひとりさまか、婚活か、契約社員か、ハケンか、キャリアか。いま女性たちを悩ませている、人生の選択肢の数々。その背景には、「専業主婦」や「良妻賢母」という言葉が死語になってしまった現代社会の姿がある。しかしながら、「男社会」の土俵に立ち、男性と同じような役割、能力を競うという選択肢のほかに、本当に女性ならではの才能を発揮する生き方はないのだろうか。本書は、東京大学教授であり僧侶でもある著者が、女子高校生たちを相手に「日本社会と女性」の関係を語る「異色の授業」を収めたものである。その手法は、民俗学者・柳田国男の「女性史学」や漫画、さらには日本の迷信、お祭りなどから女性本来の美しさ、社会における役割を見つけ出そうという珍しいもの。女性にはどんな力があるのか。平成版『女大学』(江戸時代に女子の教育のために著された書)ともいえる本書が、堅苦しいこの世の中を生きる一助となっていただければ、幸いである。