書籍

- 発売日
- 1998年07月21日
- 判 型
- 四六判並製
- ISBN
- 978-4-569-60162-5
少年Hと少年A
著者 | 妹尾河童著 野坂昭如著 |
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税込価格 | 1,257円(本体価格1,143円) |
内容 | 昭和5年生まれ、神戸育ちの二人が語る戦争、教育、家族とは。少年時代の鮮烈な記憶を辿りながら、現代人へ語り継ぐメッセージを送る。 |
あの焼跡から見えたものとは? 本書は、昭和5年生まれ、神戸育ちの二人による述懐の書である。少年時代の鮮烈な記憶をたどり、現代に語り継ぐメッセージをおくる。 養子先で「いい子」を演じていた少年A(昭如)。一方、洋服屋の息子に生まれガキ大将だった少年H(河童)。二人は同じ街に住み、同じ年に空襲で家を焼かれた。重なる経験も多いが、当然違いもある。だが違えばこそ“あの時代”がくっきりと浮かび上がってくる。 「みんな軍国少年ではなかった」「昨日のお客が敵になる衝撃」「死や飢えは特別ではなかった」等々。そして、敗戦により、大人たちの豹変ぶりを眼のあたりにした少年二人は、世の多くの人が同じことを言い出した時、「まず疑ってみる」ことが身についた、と語る。「あの時代」は決して過去のものではない。後の世に伝えるべき真実はまだまだある。 戦争、人間、家族、この国のゆくえを、もう一度考え直す一書である。
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