遺論(ゆいろん)・繁栄の哲学
発売日
1999年04月22日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-60538-8

遺論(ゆいろん)・繁栄の哲学

著者 松下幸之助著 《松下電器産業(現パナソニック)創業者》
主な著作 人間を考える』(PHP研究所)
税込価格 1,870円(本体価格1,700円)
内容 「国是が忘れられている」「政治に生産性を」「観光立国の弁」「道州制論」――著者は日本の行く末を憂い、警鐘を鳴らし続けた。今、改めて耳を傾けたい、国策提言の書。



 松下幸之助が亡くなったのは平成元年4月27日、いまからちょうど10年前にあたる。氏は生前、このままでは日本の政治・社会は危機的情況に陥ると唱え、そして、その解決法を様々な形で「提言」として訴え続けていた。いまの危機日本を見ると、当時松下幸之助が訴えていたことを当時から実践していれば、このような情況にはならなかったのではないかと思われてならないものが幾つもある。 本書は、主に月刊誌『PHP』に昭和40年2月号から54年9月号まで連載された「新しい日本・日本の繁栄論」の中から、現代日本に活かせる松下幸之助の「知恵」を政治、社会、教育、税金などの各テーマごとに抜粋し、再編集したものである。まさに、松下幸之助の「遺言」ともいうべきものといえよう。 21世紀をより良い世紀とするためのヒントとして、また日本の抱える様々な問題の根源をいまいちど考え直す資料として、これからを生きる人々にぜひ読んで欲しい一冊だ。