書籍
- 発売日
- 2010年04月15日
- 判 型
- 新書判並製
- ISBN
- 978-4-569-77830-3
謎解き「アリス物語」
不思議の国と鏡の国へ
著者 | 稲木昭子著 《(稲木)追手門学院大学教授、 (沖田)大阪大学大学院教授》 沖田知子著 |
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主な著作 | 『アリスの英語』(研究社出版) |
税込価格 | 770円(本体価格700円) |
内容 | 度を越した言語遊戯癖を持った文理融合の天才キャロルは、アリスの物語に数々の仕掛けを潜ませていた。価値観を覆すノンセンスの世界。 |
『不思議の国のアリス』は、アリスの冒険の一部に過ぎない。ディズニー映画を思い浮かべる人も多いだろうが、実はアリスは、もっと不思議で奇妙なノンセンスの世界に入り込んでしまっていたのだ。
幼いころからことば遊びにたけた数学と論理学の研究者、文理融合型マルチ人間である作者ルイス・キャロルは、その並外れた遊び心とこだわりで、次から次へとアリスにカラクリを仕掛ける。
ニヤニヤ笑いを残して消えるチェシャ猫や、延々とお茶会を続ける帽子屋と三月ウサギなどなど、馬鹿馬鹿しいことを言ってアリスを困らせる登場人物たち。しかし、そこには「理をはらむ馬鹿馬鹿しさ」があり、「理がはらむ馬鹿馬鹿しさ」がある。
当たり前が当たり前でない『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』を楽しむガイド。
「俺もおかしいし、君もおかしい。そうでなきゃ、こんなところにこなかったはずだ」(チェシャ猫)
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